トム フォード ビューティ / スキン イルミネイティング パウダー デュオ 口コミ

昨年12月に購入し暫く勿体つけて寝かせてましたが、最近使用し始めました。良いフェイスイルミネイターパウダーです。
明色と暗色のセットですが、本品はどちらの色もイルミネイティングカラーであって、ハイライトとシェーディングのセットではありません(そこがまた良い！)
密着度の高いパウダーと絶妙なシマー質感で濡れたような高精細感のある輝きが楽しめます。日常生活にはちとオーバースペックな面もありますが、でも使用量や塗布範囲でいかようにも調整可能だと思います。ユーザーの裁量とテク次第。

なおフェイスパウダーという括りでは先ほどクチコミのイプサと本当に何もかもが好対照で面白いほどです(客観的にどちらが良いとか正しいとかいった意味ではない)。
「飼いならされた従順な優等生」(イプサ。どちらかというと前作のクチコミ参照)　対、
「自由闊達な大人の不良」(TF)ですね。
容量、付属ツールの有無に至るまで、本当に対照的です。文化の違いが如実(笑)、
で、私が思うところのデパートブランド高価格帯として正しい方向性はTFです(笑)。
以下詳細はいつもの如く様々雑多に書き連ねていきます。興味のある方はどうぞ。

【付属ブラシは付いていない】
同TFのチークなどもそうですが、ブラシは添付されていません。
私は、本製品使用にあたってのブランド推奨の山羊毛の「クリームファンデーションブラシ」を同時に購入しました。税抜き8800円(苦笑)。このブラシは別途クチコミします。
全部でなんぼかかるねんという程初期投資がかかりますが、
それでも満足度が高い処、TFマジック恐るべしです。

【明色について】
オイスターホワイトのような色。どちらかといえば暗色の方も含めイエローアンダートーンの方向きパレットですが。ラメは高精細で、ギラギラとした大粒ラメは無く本当に綺麗な質感です。
ギラつきはないですが質感の高さから十二分にゴージャスで、
付けすぎると日常の雰囲気から離れてしまうので注意は必要ですね。
入れる位置ですが、私は極ふつうにCゾーンにのみ使用。

【暗色について】
タッチアップの際、BAさんは頬骨下端とフェイスラインに軽く入れていましたので、「シェーディングでは無いがシェーディング様の使い方も出来る」不思議なパウダーです。
顔色に合えば、チークとしても使用できると思います。
また、もう既に指摘が多くある通り、この一色でアイシャドウとして十分使用可。
事前情報は知っていたものの、指にとって瞼に伸ばしてみて吃驚しました。
下手なジェルシャドウ顔負けの高発色、密着度、密度感、高精細感。ラメの度合も美しいの一言です。独特の、布を貼ったような均一な厚み感があるといいますか、もうなんだか本当にすごい。なお、成分にタール色素は不使用です。

【パケ】
やっぱりTFのパケデザインは良いです。口紅でも書いた事がある武骨デザインおよび、マホガニーブラウン×ゴールドのカラーリングの魅力もですが、シンプルなラインで構成されているも捻りが効いているところ。
TFのコンパクト類共通ですが、手前のゴールドの部分がきっとツメなんだあ・・・と思って最初ひっぱってみる人がほとんどではないでしょうか(笑)？
でも、そうではありません。もうこういうところ本当に大好きです(＾▽＾)。

【容量】
総量１２ｇです。多くても文句言い、ですみませんがやや多すぎ。
プロユースでない個人使用だと本当に減らないと思います。

【とにかくユーザーの自主性に任せる姿勢】
主要外資各社の製品が、日本向けマーケティングをし過ぎて年々どんどん日本仕様・日本メーカー製品様になっていく(本家・エスティですらどんどんそうなってきている)傾向に反して、TFはほぼ本国オリジナルのまま製品を投げて来る(♪)貴重なブランドとなりました。
私が20〜30代初め位迄の外資コスメの雰囲気を色濃く残している貴重な存在です。
パッケージ内フィルムに使用メソッド解説の印刷も無く、付属ツールも無く、
日本的基準でいえば不親切、でも一番肝要なツボは抑えまくっている。
TFは高価格かつクセも強く、多くのアイテムは使いやすいとはいいがたいですが、
やはり他に代えがたい魅力を持っているブランドだと思います。

【他】
なおイプサはともかく、もう少し比較の俎上に載せるのに適当と思われる高価格帯のイルミネイターといえばクレドのレオスールデクラがありますが、あちらはここ数年何度もタッチアップする機会があるもついに購入する気になれませんでしたが、本品は一度のタッチアップで購入を決めました。(クレドはラメがぎらつき過ぎるので。かなり以前ですが試用クチコミはアップしてあります)

使用した商品

• 現品
• 購入品