ル ラボ / GAIAC 10 口コミ

肌にのせる前は、エトロのムスクや、ブルガリのプールオムに似ていると感じていました。ややこもった雰囲気のある、ユニセックスなムスク。

肌にのせて間もないうちは、のせた部分に鼻を近づけると、明らかに木の香りがします。木材にも通じるような香りです。ツンとした感じはなく、あくまでほのかです。もっと直接的に香ってこない場所（服に隠れてしまう場所、例えば腹部など）へプッシュすると、ムスク香に近いです。

ただ、前述のムスク香とは似て非なるものかと思いました。同時につけて比べたことはありませんが、同じ雰囲気を持っていてもやはり違うと思います。その理由のひとつが、賦香率３０％ということかと思います。賦香率とは、香料の入っている割合だそうですが、ガイアック10は、入浴して洗い流しても、ほのかに香りが残っています。それは、アルコールが飛んで香りの質が変わったというようなことではないのです。あくまで淡くなったけれど、持っている印象は変わらない。これが、賦香率の高さの為せる業なのかと思いました。

アルコールで香りを拡散させ、周囲にアピールするのではなく、まるでその人の持つ匂いであるかのように漂い、何気なく、だけれども常に寄り添い、ふと感じる優しい香りは、誰かのためではなく、自分のための香水だと思いました。

追記2017.11
ムスク系だと思っていましたが、肌馴染みがいいような気がするとか、つけていると安心する、と感じるのは、ガイアックウッドのおかげなのかも知れないと思いました。クリーンなイメージだけれど、洗い立ての洗濯物の香り系かと言われるとそうでもなく、それはおそらくガイアックウッドによってワイルド（自然の、森林にいるようなと言った方がいいかも）な雰囲気が醸し出されるからなのかなと感じます。心身共にエネルギーに満ち溢れている
、という状態の時は物足りなさを感じるかもしれません。ですが、落ち着きたい時、もしくは気分が沈みがちな時などに、持っていると安心できる香りのような気がしています。

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