ベストコスメ大賞
認定委員会が発足しました

@cosmeではこれまで以上にクチコミの公正化を図り、より信頼できるサイト運営に取り組む一環として、ベストコスメ大賞について新しい集計ロジックを定め、より公正な選考を実施しました。今回、この新集計ロジックにご賛同いただいた美容のプロフェッショナルの方々に「ベストコスメ大賞認定委員」として、ランキングを分析し、今年のトレンドについてご意見をいただきました。

2012年のベストコスメ大賞を振り返る

ベストコスメ大賞認定委員会 委員長 山田メユミ

ベストコスメ大賞認定委員会委員長山田メユミ

皆さま、日頃よりアットコスメをご利用頂き、誠にありがとうございます。1999年に『みんなで作るみんなのためのコスメガイドを作りたい』という想いでスタートしたアットコスメも開設13年となり、お寄せ頂いているクチコミ投稿は、お蔭様で累計1000万件を超えました。

そこで、本年よりアットコスメベストコスメ大賞の集計ロジックを改訂し、より公正で透明性の高いランキングの発表を目指しましたとともに、美容業界の専門家の皆さまにも認定委員としてご参加頂き、客観的なコメントを頂戴しております。

ぜひご自分にとって『運命のコスメ』をみつける参考にして頂けたらと願っております。今後も、皆さまに安心してご利用頂けるサイトを目指して、スタッフ一同、微力ながら尽力して参りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

委員会メンバー

美容ジャーナリスト 齋藤薫さん

美容ジャーナリスト齋藤薫さん

最高賞に選ばれたのが、¥1800のファンデーションブラシであったことは、まさに“今”を象徴する。ファンデ塗りにブラシを使う美容意識の高さと、でもただ新しさに流されはしない手堅さ。仕上がりはブラシで決まると知っているから、必死でその1本を選ぶ、知識とこだわりが生んだ意外な“大賞”なのだ。
また“美容液”には、最先端モノが並び、乳液は超定番が並ぶ。オイルは老舗系と、それぞれのアイテムの本質を尽くすようなトップ3の見事な顔ぶれに目を見張った。今年“豊作”となったアイケアは先進性で、シートマスクはコスパで、パウダーファンデは“もち重視”、リキッドファンデは“薄づきとツヤ重視”と今年の傾向もハッキリ。しかも女性誌のベスコスでは見えてこない普遍性と、実際の“日本の売り上げランキング”では見えてこない美容の最前線の両方が見えてくるのは、さすがアットコスメのコスメ大賞。精査を重ねた研ぎ澄まされた結果なのに、人に優しい。逆に、このランキングからひとつひとつのアイテムに今、何を求めるべきかを学ぶこともできるはず。掛けがえのない情報だ。

美容ジャーナリスト 吉田昌佐美さん

美容ジャーナリスト吉田昌佐美さん

@cosme 2012年ベストコスメ大賞はまさにメンバーの今のニーズ、リアルな声が反映された結果だと思う。クレンジング・洗顔やリップケアなど使用頻度の高い部門ではプチプラコスメが入選を果たし、“効果”が重視される美容液、乳液・クリーム部門ではスキンケアに定評のあるブランドが上位を独占。最先端のアプローチを盛り込んだもの、使用感や機能性にこだわった“仕事人”が多かったのもメンバーのスキンケア意識の高さを感じる。1年間の結果ではあるけれど、いいものはずっとイイ! 今回受賞した製品の中から新たなロングセラーアイテムが生まれることを期待しつつ、一品一品の魅力を改めて自分の肌で確かめてみたいと思いました。

美容ジャーナリスト 倉田真由美さん

美容ジャーナリスト倉田真由美さん

本当に使える「リアルコスメ」が、ランクインしているなぁ〜、というのが、率直な感想。というのも、私のような仕事をしていると、ついコンセプトやテクノロジーの目新しさや革新性だけが基準になり、頭でっかちなアイテムを選んでしまいやすいから。そんな中、YSLの『タン ラディアント タッチ』は、テクノロジーなどの機能的要素と、使ったときの心地よさや仕上がりの美しさなど、感覚的要素のバランスがとれている秀作! 実は、私も各誌のベストコスメに名を挙げたほどのお気に入り。やっぱりアットコスメのメンバーたちは、わかっているのね!と感心しました。

ヘアーアンドメイクアップ 千吉良恵子さん

ヘアーアンドメイクアップ千吉良恵子さん

この一年をひと言で表すなら「ベースメイクの当たり年」でしょうか。ここ最近は素肌の潤い感や透明感をより美しく表現する、カラーレスメイクがトレンドでした。ベースメイクもそうした質感を前年度より更に「上質で高貴な理想肌に」と追求した新製品が豊作でベストコスメ大賞でもその存在感をおおいに発揮されていたという印象です。特に化粧下地やリキッドファンデーションはどれも魅力的な商品が多く充実していたと思います。ユニークなテクスチャーや、まるで美容液のようなスキンケア効果の高いもの、丹精に手をかけたような仕上がりの美しさ、そして時間経過のくずれにくさを追求した商品・・・等々、非常に完成度の高い粒ぞろいの「K点越え」なラインナップに化粧品の進化を実感した一年でした。