2013年 ベストコスメ大賞

ベストコスメ認定委員会について

@cosmeではこれまで以上にクチコミの公正化を図り、より信頼できるサイト運営に取り組む一環として、ベストコスメ大賞についても、公正な選考を実施しています。@cosmeベストコスメ大賞の選考にご賛同いただいた美容のプロフェッショナルの方々に「ベストコスメ大賞認定委員」として、ランキングを分析し、今年のトレンドについてご意見をいただきました。

2013年のベストコスメ大賞を振り返る

ベストコスメ認定委員会 委員長 山田メユミ

ベストコスメ認定委員会 委員長 山田メユミ

今年も多くの皆さまに@cosmeへご参加頂き、充実した内容のベストコスメ大賞を発表することができます事をとても嬉しく感じております。関係者一同、まずは心から御礼申し上げます!
2013年のラインナップも、女性誌等で発表されているベストコスメ大賞とは全く違う、女性たちのリアルな声によって成り立っている@cosmeだからこそといえる多彩な顔ぶれとなりました。
例年にも増してメーカー各社から新しい技術や理論をベースにした大型新製品が数多く発売された中、そうした製品も支持を集めている一方で、長い歴史を持ち超定番品ともいえるアイテムが大賞を獲得したのは、“私にとって”必要なものが何かを見極める審美眼を持ち、様々な個性を持ったアイテムを自分仕様に組み合わせて活用することができる、『美容賢者』な女性が増えている証ではないでしょうか。
激戦の中を勝ち抜いて選ばれた名品の数々、ぜひ今回の結果を参考に、ご自分にとっての『運命のコスメ』と出会って頂けましたら幸いです。

委員会メンバーより

美容ジャーナリスト 齋藤薫さん

美容ジャーナリスト 齋藤薫さん

ランコムのジェニフィック アドバンストや資生堂HAKUなどの最先端ものを押さえる一方で、現代コスメの原点にして究極のコスパを誇るニベアクリームを大賞にする……それは意外だけれど、じつは“コスメ界の今”をそっくり物語る結果。2013年は、美容液の当たり年となるほどサイエンスを競う年となったのに、なぜわざわざ500円玉で買えるニベア? それは、500円でも効き目は作れるのだとみんなが気づいた証。そして顔に体に爪に髪、マッサージにパックにオイル代わりにと、とてつもない万能性を誇るクリームを自在に使いこなす喜びや、ひとりで1万円と500円のコスメを上手に使い分ける醍醐味に目覚めたのも、消費者がいよいよ化粧品より優位に立った証。化粧品に振り回されない、逆に自分で自在に操れる、そういう能力を育ててくれたのは、他でもないこのアットコスメなのだと改めて思い知った。

美容ジャーナリスト吉田昌佐美さん

美容ジャーナリスト吉田昌佐美さん

2013年のコスメ界を振り返って思うのは「単品」が力を見せつけた年だったということ。肌状態や悩みに合わせて製品をカスタマイズするのが主流の今、高機能&多機能な単品コスメは時短かつ効果的なケアを続けるうえで重要な存在だし、使い心地や肌実感も格段にアップしている。総合大賞に輝いた万能保湿のニベアクリーム(遂に来た!! という感じですね~)、殿堂入りの皮脂くずれに特化した下地、ソフィーナ プリマヴィスタ。絶妙な光の効果で追随を許さないイヴ・サンローラン・ボーテのラディアント タッチ。そして、30の部門賞の製品それぞれが各分野でのスペシャリスト的な働きが高評価を得たのだと思う。この「単品力」の勢い、2014年は"ベーシックケア"の大躍進へと続くはず!

美容ジャーナリスト倉田真由美さん

美容ジャーナリスト倉田真由美さん

開発技術やコンセプトのユニークさもさることながら「本当に使ってみて効果が実感できるもの」「品質と価格のバランスがとれているもの」が支持されている点に、@cosmeならではのリアルな声を感じた。特に、ニベア花王 やカバーマーク、ミノンなどは、トレンドに惑わされることなく、独自の哲学を貫いているブランド。地味だけど信頼がおけ、コスパの点でも共感できるところに人気が集まったのだと思う。一方で、カネボウ「ミラノコレクション」やアルビオン「アンフィネス」のように少々値が張っても、それに相当する価値があるものも支持されている。プチプラ系、高機能系に関わらず、納得してデイリーに使える逸品が出揃ったようだ。

ヘアーアンドメイクアップ千吉良恵子さん

ヘアーアンドメイクアップ千吉良恵子さん

@cosmeベストコスメ大賞は、今のユーザーの真の声が集まったランキングになっていると感じました。毎日使うものだからこそ、コスパや使いやすさなどをしっかり研究してコスメを選ぶ賢さが垣間見えます。
メイクのトレンドとしては、今年は鮮やかな「色」が帰ってきました。
昨年までのナチュラルカラーで控え目なポイントメイクが一転、春はリップ、秋はチークに注目が集まり、メイク度が高く、ハッピー感のあるメイクが楽しめる年だったと思います。リップはグロスのつや感から、リップのマットな質感への回帰が印象的。「赤リップ」のように、彩度の高い色に注目が集まりました。チークは発色のよい「練りチーク」が多数登場し、注目を集めた年でした。
来年も「色」の人気は続きそう。春は特にピンク。華やかな色味を取り入れたポイントメイクを楽しんでください。