<2005年殿堂入り>大島椿 / 大島椿(ツバキ油)

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『大島椿(ツバキ油)』は、記念すべき初代殿堂入りアイテムのひとつ。2001年から4年連続でヘアケア部門の1位を受賞し、文句なしの殿堂入りを果たしています。美容のプロからコスメにハマり始めた10代まで、幅広い層に愛される『大島椿(ツバキ油)』。人気の秘密はどこにあるのか、マーケティング部の大崎裕子さんと広報部の坂本薫さん、内田貴子さんにお話をうかがいました。

昔ながらのアイテムが大躍進

大島椿(ツバキ油)

大島椿

容量・本体価格 40ml・1,100円 / 60ml・1,500円

1927年の誕生以降、広告やCMに頼らずクチコミで愛用者を増やしてきたという『大島椿(ツバキ油)』。いまやヘアケアの名品としてすっかりおなじみですが、2001年にベストコスメのヘアケア部門1位を受賞するまでは、これほどの知名度はなかったといいます。

▲@cosme15周年の2014年には「@cosmeベストコスメアワード2014 @cosme15周年 クチコミ最多賞」を受賞

「それまでは“おばあちゃんの髪油”というイメージで、定番としてお店の棚の下のほうに置かれていることが多かったんです。それが、受賞をきっかけにお客様がよく通るコーナーに配置されることが増えて、若い方にも存在を知っていただくことができました」

▲大崎裕子さん

▲歴代のパッケージ。立ち上げ部分が時期によって変化しているものの、本体のデザインはほぼ同じ

パッケージに@cosmeの王冠マークをつけた『大島椿(ツバキ油)』は、今ではどのドラッグストアでも目にするアイテム。母から娘へと伝えられてきた「クチコミ商品」の良さが、インターネットという場を得て爆発的に広がったのです。

ユーザーの探究心が人気を後押し

『大島椿(ツバキ油)』の成分は100%の椿油なので、ヘアオイルとして使うときにはちょっとしたコツがあります。初心者はタオルドライ後の濡れた髪に、ごく少量を手のひらで伸ばしてなじませるのがおすすめだそう。

「使いすぎると髪が重くなることがあるので、まずは一滴からご自分の髪にあった量を見つけてください。こういった使用法もユーザーさんがクチコミで広めてくださるので、メーカーとしても“こんな表現があるんだ”と、いつも参考にしているんですよ」

ヘアケアだけでなく、全身の保湿やクレンジング、小鼻の角栓ケア、ひじやかかとの角質ケアボディマッサージなど、さまざまな用途に使えるのも『大島椿(ツバキ油)』の魅力。「自分で発見した使い方を共有したい」という@cosmeユーザーの熱意が『大島椿(ツバキ油)』を育ててくれた面もあると話します。

▲内田貴子さん

「@cosmeのユーザーさんは、オーソドックスじゃない使い方への探究心がすごいですよね。私たちの『大島椿』が最初にクチコミを集めたのも、こんなレトロな商品が使ってみたらじつは良かった……そんな発見の楽しみがあったのかもしれません」

時代が変わっても愛され続けるのが「殿堂入り」

▲昔のパッケージも、現在のものと大きく変わらないデザイン

日本伝統の椿油のパワーを生かした商品は、『大島椿(ツバキ油)』だけではありません。『へアウォーター』や『ヘアクリーム』に加え、今年は『ヘアエッセンス』が新登場。濡れた髪に使うのがおすすめの『大島椿(ツバキ油)』に対し、乾いた髪にも使える軽い使用感のヘアミルクで、リピーターも増えています。

ヘアエッセンス

大島椿

容量・本体価格 100ml (オープン価格)
発売日 2019/3/1

そして元祖『大島椿(ツバキ油)』の使われ方も、少しずつ変化しています。以前は「つけすぎるとベタつく」といわれることもあった重めの質感は、トレンドのウェットヘアのスタイリングにも使えると好評だそう。ユーザーが自分の悩みにあった使い方をセレクトして、『大島椿(ツバキ油)』の可能性を広げてくれたと話します。

▲坂本薫さん

「この20年、@cosmeがあったからこそ出会えたお客様がたくさんいらっしゃいます。これだけアウトバスの新商品が増えてきたなかで、今も『大島椿』がトップ10にランクインしているのは本当にありがたいことです」

時代が変わっても愛され続けるのは「殿堂入りコスメ」の証。『大島椿(ツバキ油)』の愛用者は、今後もますます増えていきそうです。

取材・文:田邉愛理
撮影:アットコスメ編集部

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