紫外線を浴びると、肌に存在するメラノサイトで、メラニン色素が生成されます。本来メラニン色素は、紫外線などさまざまな刺激から細胞を守りますが、ダメージが積み重なり過剰に生成されると、シミやそばかすが生じます。また、紫外線により肌が乾燥すると、ザラつきやキメの乱れにつながります。
こうした紫外線に加え、乾燥、環境ストレスなどによりターンオーバーのサイクルがさらに乱れると、古い角質がたまりやすくなるため、肌がくすんで見える傾向があります。

曇りの日も雨の日も室内にいても、紫外線には注意が必要です。特にUVAは、天気の悪い日でも地上まで到達し、ガラスを透過するため、室内にいても紫外線予防はしっかり行いましょう。紫外線を予防するには、出かけない日でも一年を通して朝のスキンケア時に日焼け止めをとり入れる事が必要なので、自分にとって毎日使える使い心地の良いテクスチャーのものを選ぶことも重要。遮光カーテンなどを併用するとさらに紫外線防御力が高まります。

まずはどんな天気の日でも、毎朝スキンケアの仕上げとしてメイク前に日焼け止めを使いましょう。そして、首や耳の後ろなどまで塗り漏れのないように丁寧に広げたり、日焼けしやすい頬や鼻筋は塗り重ねたり、2〜3時間おきにきちんと塗りなおすようにすると日焼けを最小限に抑えることができます。
また、お肌の調子が気になる時は何も塗りたくないという方もいますが、できるだけ日焼け止めを塗り、どんなときでもしっかり対策をすることが必要です。さらに、帽子や日傘などで物理的に防御することをおすすめします。