Chapter.3 美と機能性を融合したデザインで挑んだ「モテマスカラ」[@cosme NIPPON PROJECT]

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「使ってみるとその良さはわかる。でも、それだけでいいのかと自問自答していましたね」(今村さん)。

世界一のマスカラを作ったけれど、何かが足りない…その答えが出ずにいたとき、転機のヒントとなる1本の電話がかかってきました。

「友人から“ラーメンのメニューを考えているんだけど、アドバイスをしてもらえないか?”とお願いされたんです。いろんな味のラーメンを食べたところ、味は良かったのですが器が気になって…。“素材や大きさの違う器にして、見た目でも味の違いを演出してみてはどうだろう?”と提案したとき、ハッとしました。僕らが作っているマスカラにも当てはまることだったんですよね」(今村さん)

ラーメンどんぶりからヒントを得て、マスカラの大改革が始まります。

「仕上がりや用途が異なるのに、同じ型でいいのだろうか。これでベストなパフォーマンスができているのだろうか?と反省しました。一人ひとりの“なりたいまつげ”をかなえる方法はないのかを考えました」(今村さん)

2人は、なりたいまつげ別に、機能性と見た目の美しさを兼ね備えた5種類のマスカラを同時発売するというチャレンジに挑むことにしたのです。

問題は機能性とデザイン、そして価格という、マスカラを取り巻くすべてのバランス。

「誰もが手に取りやすい価格だが、プチプラブランドとは一線を画すリッチでラグジュアリーなデザインを目指した」(今村さん)。

このオーダーを受けたのは、モテマスカラを始めとするフローフシのパッケージデザインを含む、すべてのデザインとコミュニケーションを担当する、デザイナーの徳田祐司さん。

「進化を意味する『メタモルフォーゼ(=変体)』をテーマにデザインしました。ビューティとポップの融合を目指し、品がありながらもカラフルでワクワクする楽しさを表現しました」(徳田さん)。

「フローフシの製品をデザインするとき、常に意識しているのは【FUNCTION】【FASHION】【FUN】という” 3つのF ”。 デコレーションからではなく、本質的な機能性から生まれたデザイン【FUNCTION】、製品やビジュアルに色気・洗練感・モダン感・品格を表す【FASHION】、そして遊び心を表す【FUN】。これらを軸にして、“フローフシらしさ”をデザインするよう心がけています」。

2014年10月「モテマスカラ」は鮮烈なデビューを飾りました。初めてのプレス発表会は、「想像を超える反響の高さに驚いた」(今村さん)と振り返ります。テレビCMを始め、交通広告、雑誌タイアップなどの広告を仕掛け、多くの女性たちの目に触れるようにした戦略は功を奏し、発売から1年たたずして売り上げは5倍以上。急成長を成し遂げました。

その勢いはさらに加速し、2017年9月には9本の機能性マスカラが登場!モテマスカラの誕生から7年。マスカラの原点に戻りつつも、自分らしさを忘れずにいたフローフシ。「服を着替えるようにマスカラを変えることができるようになるともっと楽しい」(桑島さん)という言葉のとおり、マスカラのすべてをかなえるマスカラが誕生したのです。

初代のマスカラからずっと見守ってきたPLAZAさんに新生「モテマスカラ」について聞いてみました。

Q: お客さまの反響をお聞かせください。
A: 「モテマスカラ」を購入するお客さまの年齢層は19歳~28歳が多く、全体の40%を占めています。「インパクト1」「ナチュラル1」がほぼ互角の人気で「ブラウン」「マイクロ」がそれに続いています。

Q: 昨年9月に発売した、9本の「モテマスカラ」の感想は?
A: 一気に9本もラインアップし、それぞれにナチュラル、インパクト、テクニカルと独自のカテゴリー分けをしているのがとてもおもしろいなと思いました。特に、「マイクロマスカラ」はブラシの形状、ボトルのサイズ、使い心地などが秀逸で、部分マスカラとしての用途でなく、普通のマスカラとして、まつ毛の1本1本をきっちり塗ることができる使い勝手の良さに驚きました。

Q: 他ブランドにはない「モテマスカラのここがスゴい!」と感じる点はありますか?
A: エンドミネラル配合で、まつ毛ケアだけでなくアイケアもできる点、幅広いラインアップでさまざまなニーズに応えている点。毎回スタイリッシュかつ斬新なPRをされるので、話題性もありおもしろいですよね。

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