【肌タイプ別】美容のプロが教える自分に合ったスキンケアの選びかた

◆「“似合う”ってなんだろう？」特集 一覧へ＞＞

メイクの土台をつくる重要な要素である一方、劇的な効果を感じにくいのがスキンケア。新しく購入したアイテムに対しても、「自分に合っているのか分からない…」「効果を実感できないまま、なんとなく使っている…」と、適切なジャッジができない人も少なくないはず。

そこで自分に合ったスキンケアの見極めかた、アイテムの選びかたを教えてくれるのは、トータルビューティーアドバイザーとして活躍する水井真理子さん。

自分に合ったスキンケアを選べていると、肌にどんな変化が起こるのか。肌に前向きな変化を起こすためには、どんな選びかたをすればいいのかを教えてくれました。

スキンケアの第一の目的は、健やかな肌をつくること。健やかな肌を保ってこそ、美白やエイジングケアといった目的別のコスメも、最大限に効果が発揮されます。

健やかな肌を目指すために重要なのが、自分に合ったスキンケアを見極めることです。

スキンケアが自分の肌に合う・合わないを判断するときには、まず肌に塗布したときにひりつき感や赤みなどがないかが、とても大切なポイント。そのうえで、肌に馴染ませているときに気持ちよいと感じたり、1時間後と翌朝の肌にうるおいや透明感、なめらかさが感じられるなど、スキンケアの目的にあった実感を得られているとよいのだそう。

ただし、自分に合ったスキンケアの効果を実感できるのは、肌のターンオーバー周期を鑑みて、使用開始から早くても1～2週間後。まずは焦らず、肌の様子を観察しましょう。自分に合ったスキンケアを選べていれば、化粧のりのよさやメイク直しのしやすさだけでなく、肌の感触や見た目にも変化が表れ始めます。

その変化は肌タイプによって異なるので、ご自身の肌質と照らし合わせながらチェックしてみましょう！

ここでは脂性肌、乾燥肌、混合肌、敏感肌といった4タイプの、合うスキンケアに出会ったときの肌の変化の特徴を紹介します。

では、自分に合ったスキンケアに出会うためには、どんな選びかたをすればいいのか。

すべての肌質の人に共通するのが、保湿を重視したアイテムを選ぶことです。とくに脂性肌の人は、保湿はテカリの要因のように思いがち。しかし、肌のうるおいが足りておらず、それを補おうと皮脂が活発に分泌される側面もあるのです。

また、パッケージにある「しっとり」「さっぱり」の表示に惑わされないことも大切。この表示は保湿を重視しているかとは無関係に、あくまでも肌にのせたときの感覚を表現したもの。この表示には変に固執する必要はありません。

ほかにも、肌タイプごとに取り入れたいアイテムや成分が異なるのでぜひ参考にしてみて！

ここでは脂性肌、乾燥肌、混合肌、敏感肌といった4タイプにおすすめのスキンケアアイテムの特徴や成分を紹介します。

圧倒的な速さで「なめらかさ」「透明感」「ツヤ」にアプローチする、二層式の新感覚ローション。

速攻アプローチのアドバンスドCコントロールを配合し、高い浸透スピードであらゆる大人の肌悩みに全方位ケアする美容液。

ミルキーなテクスチャーがすばやく肌をうるおし、ワントーン明るい肌へと導く美容液。

パシャッとうるおう、肌に吸い込まれるような高浸透の超保湿化粧水。

うるおいに満ちたハリ・ツヤあふれる若々しい印象に導く、新・リポソーム美容液。

シワ改善有効成分「D-リンクルアミド」を配合し、面ジワ（表皮エリア）と線ジワ（真皮エリア）の二層のシワにアプローチする敏感肌用オイル状美容液。

自ら美肌へと向かう力に着目。生命感あふれるつややかな肌へと導く美容液。

とろみテクスチャーで肌をやさしく包み込み、肌に濃密なツヤを与える高保湿化粧水。

マスクによる摩擦、ブルーライト、睡眠不足など、さまざまな肌ストレスをケアする美容液。

肌のバリア機能（角質）をサポートし、乾燥や肌荒れから肌を守る保湿美容液。

たっぷりのうるおいを与え、しっとりなめらかな美肌へ導く、薬用肌荒れケアクリーム。

肌の保水に大切なうるおい構造にアプローチ。過酷な環境でも長時間うるおいが続く高保湿バーム。

マスクの着用が日常化したいま、これまでには感じなかった肌の違和感に悩む人も少なくないはず。一方、おうち時間が増えたいまの時期は、自分にぴったりのスキンケアを見つける絶好のチャンスでもあります。

その理由は、紫外線。自宅で過ごす時間が長かった分、浴びた紫外線の量が軽減。すると紫外線による肌の炎症を抑えられているため、スキンケアの効果が出やすくなります。スキンケアを変えたら、まずは1～2週間、自分の肌と向き合ってみてください。

ただし、使用から1日以内にピリピリとした刺激感やかゆみ、肌の赤みやほてり、湿疹やニキビ、吹き出物といった症状が出た場合には、使用を中止するようにしましょう。使用直後に表れる肌トラブルは「このスキンケアは、自分に合っていないよ！」というシグナル。悪化すると皮ふ科の受診が必要になるケースもあるので、無理をしてはいけません。

肌が健やかに整えば、メイクもさらに美しく映えます。肌とじっくり向き合って、自分にぴったりのスキンケアを探してみて。

トータルビューティアドバイザー。美容雑誌からファッション誌まで幅広い年代へむけた美容ページやWEB、講演、ラジオなどで活躍。パーソナルな診断を得意とし、女性が健やかに美しく生きるためのスキンケア法やコスメとの付き合い方をレクチャー。また、エステやアロマ、東洋医学を学んだ経験から、肌だけにとらわれず体の内側や精神などトータル面からアプローチする美容を重視し、食や運動、ライフスタイル、心の在り方まで広い分野にわたる情報を発信している。著書「水井真理子の寄り添い美容」（集英社インターナショナル）。

水井真理子 Instagram

取材・文／大谷享子

◆「“似合う”ってなんだろう？」特集 一覧へ＞＞

App Storeからダウンロード
Google Playからダウンロード

（アットコスメ編集部）