「たるみ毛穴」の対策法は？原因とおすすめコスメを解説！

「たるみ毛穴」とは、肌のハリ不足や加齢によって毛穴がゆるみ「縦長」に毛穴が伸びてしまった状態のことを言います。主に小鼻の脇から頬にかけて広がっていきます。

ゆるんでしまう原因はなんでしょうか？

たるみ毛穴は、肌のハリが失われることによって起こります。年齢を重ねるごとに、コラーゲンとエラスチンが衰えていき、毛穴を支えている「肌の土台」がゆるんでいくのです。

毛穴の周りの肌のハリが失われることで、毛穴は伸びて、広がっていきます。鼻に近い部分から目立ち始めることが多く、縦長に毛穴が広がっていくので、「涙毛穴」「帯状毛穴」などとも呼ばれます。

またストレス、ホルモンバランスの乱れなどによって、過剰に皮脂が分泌されると、皮脂が毛穴を丸く大きく押し広げて目立たせてしまいます。

「たるみ毛穴」には、

・コラーゲン、エラスチンを強化する
・皮脂を適度に抑制する

この2つが重要です。

たるんでいる毛穴周りのハリを取り戻すために、真皮の弾力繊維である「コラーゲン」と「エラスチン」の再生を促すことが大切です。

真皮の80％近くはコラーゲンですが、コラーゲン自体は太くて固い繊維で形成されており、肌の土台を支えています。

エラスチンはコラーゲンに比べると僅かですが、コラーゲンの間にからみあうように存在しており、コラーゲンを支えることで肌の弾力は保たれています。

たるみ毛穴には、コラーゲンとエラスチンを強化できる美容成分が含まれた化粧品を使って、ケアしていきましょう。

レチノールはビタミンAの一種。コラーゲンやエラスチンを高めて、肌のハリに効果を発揮します。

ナイアシンはビタミンB3のことで、抗酸化作用やコラーゲンを増やす作用があり、化粧水や美容液に多く配合されています。肌のうるおいを高め、ビタミンC誘導体よりも刺激が少ないので、敏感肌でも使いやすいのがメリットです。

ビタミンCは、コラーゲン合成に欠かせない酵素を補助する働きがあります。リン酸型(リン酸アスコルビル)、もしくはAPPSと呼ばれるタイプのビタミンC誘導体が、たるみ毛穴には有効です。ビタミンC誘導体の化粧水を使って、イオン導入をするとさらに効果が期待できますよ。

古い角質を取り除く「ピーリング」を取り入れると、肌の新陳代謝が促進され、真皮層のコラーゲンとエラスチンが増えます。真皮層からハリが戻るので、毛穴のたるみも解消されます。

過剰な皮脂が出すぎてしまった時には、あぶらとり紙でこまめに皮脂を取りましょう。
あぶらとり紙を使うのが嫌いな人も多いかもしれませんが、皮脂をまめに取ることは、たるみ毛穴をこれ以上開かせないためにも、重要です。

過剰に排出された皮脂を吸い取るだけで、皮脂全てを吸い取るわけではありませんので、肌の乾燥を心配する人も、ぜひ使用してみてください。

毛穴汚れや角栓に詰まった皮脂を取り除きましょう。ただし、皮脂を落としすぎると、「帯状毛穴」の原因である乾燥を招いてしまいますので、落としすぎないように注意してください。

たるみ毛穴を広げないためには、健康的な生活を続けることも重要です。睡眠不足や喫煙、ダイエットなど、体に負担がかかることは極力減らして。
体に疲れを残したままでは、肌のターンオーバーにも悪影響がでてしまい、肌のハリを取り戻すにも時間がかかってしまいますよ。

若々しい肌をいつまでも保つために、普段から毛穴のたるみを起こしにくい健康的な生活やケアを心がけてくださいね。