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トップはスパイシー。甘かったり辛かったり清涼感があったりと楽しい香りだ。それと同時に漂ってくるのがタバコリーフの乾いたアロマ。暖かくて、少し甘さも感じるスモーキーな香りだ。一般的な紙巻き煙草というより、パイプタバコや葉巻のイメージに近い香り。
五分もすればスパイシーさは奥に引っ込み、タバコリーフの奥に感じていた甘さと苦さが強まる。とろっと甘いバニラと、粉感と苦味が強いカカオの香りが展開していく。バニラの甘さが、タバコのアロマをじわじわと浸食していくイメージ。カカオが粉っぽく感じるのはトンカビーンのせいだろうか。そういえば、こんな風に甘い香りが付いた銘柄の煙草があったっけ。このタバコリーフ+甘苦いバニラ&カカオのミドルが5〜6時間続く。
ドライダウンになると、ビターなレザー調の香りと暗いウッディも加わる。ここまで来るとさすがにバニラの甘さは少しトーンダウンするが、基本的に甘くて重い構成のため、持続は8時間ほどと長い。
トムフォードのプライベートブレンドはシングルノートと言われるけれど、香りの起伏が少ないだけで移り変わりはしっかり感じられると思う。同ブランドのバニラが主役の香水といえばもうひとつ、「バニラファタール」があるが、そちらと比べるとこれはメンズ寄りの香り立ち。元々そういうコンセプトの香りなのだから当たり前か。ムエットでも甘めに香るが、肌に付けるとより甘さが出やすい香りだと感じたので、買う前に肌に付けて試すことをオススメする。
トップ:タバコリーフ、スパイシーノート
ミドル:バニラ、カカオ、トンカビーン、タバコブロッサム
ベース:ドライフルーツ、ウッディノート
調香師は、オリヴィエ・ギロティン。
(fragranticaより)
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