SHISEIDO / シマリングルージュ 口コミ

ＰＫ２１４

色選び失敗・・・

なんて、ハードルの高い色なの。

９０歳くらい老翁が、玉乗りに挑戦するくらい、チャレンジングな色でした。

そんなスーパーじじいの如く果敢に挑んだ私には、そりゃもうムボーで、似合わないったら。

見た目は可愛い。

けど、いざつけてみると、思ってたのと違う！

そういえば先日、試着せずに買ったルームウェアが、ピンクのフリフリのタオル地で可愛かったので、それを着た自分のチャーミングなインドアライフに期待で胸膨らませつつ、いざ着てみたら、「いまいくよくるよ」の、くるよの衣装瓜二つだったため、期待が梅干しみたいに一気にしぼみました。

このリップは、それに近い残念さがあります。

とはいえ、PK２１４に罪は無いのです。
色自体は、すごくステキなのです。

ルージュそのものは、一見青みがかったピンク。
そこに、白いパールが細かく輝いてジュエリーのよう。

けれど、手の甲にのせてみると、ほとんどピンクが発色しない。
透明感とパールが、ひたすらキラめいている。

「キラキラニュアンスの透明に近い色かしらん」

などと思いつつ購入後、ワクワクしながら鏡に向かって、つけてみました。

するとそこには、島崎俊朗扮する、あだもちゃんの白い唇にキラキラをつけ加えたようなリップがうつっていました。

白い。
まぶしい。
唇浮いてるじゃないか。
顔色とミスマッチすぎです。

オフィス仕様の、おさえ気味メイクに、ホワイトピンクのきらめきが、アンバランス。
自分の肌色が黄色く、汚なくさえ見える。
（ちなみに私の肌は、ファンデーションでいうと、標準色です）

これは、肌色を選びますね。
万人ウケしない冒険カラーです。

予想以上に白が強めの、シルバーシャイニーピンクといったところ。

ピンクの満天の星空があるとするなら、こんな色ではないか。

はたまた、グリッターたっぷりのシュガーピンクのネイルを想像していただければ、わかりやすいかと思います。

これが似合うのは、肌がとても色白な人か、若い人か、ほりの深い外人さんあたりではないでしょうか（そもそも、このリップのブランド、海外にも展開しているしな）？

これ、ネイルやリップグロスだったら、もっとウケが良さそうだなぁ。

唇の赤みが強い私でも、ビックリな色。

出勤直前の朝、カーテンをしめ切り、電気も消した部屋で鏡を見ながらこれをぬったら、うおっ！と本当に声が出たほど、暗がりでも唇が光輝くビックリなシマーっぷり。

国内販売価格が￥３５００のところ、イタリアの免税店で￥２０００代と、ただでさえお得なのに、使う出番がほとんどないので、コスパ良すぎ。

試すことなく、見た目だけで判断して購入はダメですね。

ただ、テクスチャは滑らかで、最初のひと塗りで感動しました。

なんて、軽くてみずみずしいつけ心地！
するすると塗れて、唇にピタッとフィット。
ルージュの形がスリムなのも、ぬりやすい。
保湿効果も、実感できる。縦ジワも隠れる。
無香料、無刺激。

そんな軽いつけ心地だからか、持ちは可もなく不可もなく。
飲食すれば落ちます。

色が色なので、いまどきのルージュによくある、いわゆる唇ふっくら、艶々のウルウルといった仕上がりとは違いますが。

そんなワケで、色だけで判断するなら★２つ。
ただ、テクスチャが良いので★３つ。

そして、個人的にＳＨＩＳＥＩＤＯ　ＭＡＫＥＵＰシリーズの、リニューアル前からファンなのと、他の肌なじみいい色をチョイスしていたら、もっと高評価だったろうなという期待で、ひいきめに★４つで。

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