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クチコミ
ゲラン一族の最後のネ(調香師)ジャン・ポール・ゲランの遺作と勝手に思っている香りです。
なぜか?
このサムサラ以降、ゲランはLVMHに買収されて、ジャン・ポール・ゲランは顧問のような形でゲランに残るが、マーケティングと厳しい予算管理、香料の規制によって、結局ゲランから一族ごと去ってしまった。
サムサラを世に送り出した時、ジャン・ポール・ゲランは「ゲラン家の者だけが、ゲランの香水をつくることが出来る」と言ったそうな。ゲルリナーデの処方は渡さなかったようです。
さて、香りですが、私は最後の白檀とバニラの絡み合うところが一番好き。
あえてEDTをつけます。EDPは持続する代わりにラストにたどり着くまで時間がかかってしまうので、それまで待つよりもパッと揮発して香りを変化させたい。パルファムは憧れだけど、予算が足りぬ(笑)
誤解のないように。(ご存じの方も多いと思いますが)EDT>EDP>Pの順番でアルコール含有率が変わります。それは匂いの拡散と持続力に関わりますが、匂いの強さではありません。
かえってEDTの方がアルコールで華やかに揮発する分、香り立ちが強い割りにはあっという間にラストノート到着。
つけた割りには匂いが持たないの→もっとつける→香害発生
ということで、サムサラのトップ〜ミドルのシトラスとホワイトフローラルをたっぷり楽しみ、白檀とバニラの余韻に浸りたい方にはピュアパルファム、ラストあたりの白檀とバニラのオリエンタルウッディを満喫したい方にはオードトワレをオススメします。
どちらを選んでもかなり香り立ちの強い香りなので、少し物足りないかな?位で丁度良いかも。
写真は海外平行輸入品の物です。日本の物は赤いボトル。
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