2016年に廃番となったジャージーEDTの新品200mlを手に入れたので感想を。
現行品のJERSEY(EDP-200ml)と比較しました。
____________________
ジャージーEDTの発表は2011年。調香師はジャック・ポルジュ氏。
定番品のEDPやエクストレ、
2016年に最後の集大成として再構築したゼクスEDPシリーズを除外すると
彼のオリジナル作品としては最後から2番目の作品だと記憶しています。
※訂正、ココヌワールが2012年なので多分後ろから3番目。
記憶に間違いがなければ彼の1番最後のオリジナル作品は2013年発表の「1932」で、
ゼクスはそれ以降のMISIAからオリヴィエ・ポルジュ氏が手掛けています。
________________________________
EDTとEDP比較すると、
全体的な香りについては似ていることに間違いはないのですが、
現行品のEDPの方がTOPから圧倒的にラヴェンダーが強く香る。
香りの奥行もEDPの方が遥かに深かった。
印象としては、EDPの方がTOPについてはかっこよくて男性的な印象を受けた。
その後、甘い柔らかさや抱擁感の中に微かな棘が潜む。
柔らかいのに硬質、という矛盾が面白く、完成度が高い。
廃番品のEDTのほうがTOPは軽く柔らかい印象を受けた。
自分の肌では、中盤から何故か(ムエットでは香らない)プチグレンが立ち上がるため、
香りの印象の違いが中盤から大きく出た。甘みはEDTの方が遥かに少ないと感じた。
全体的にEDPより香り自体は柔らかいが、肌に乗せると青さや心地よい渋みを強く感じた。
自分の肌では、これが相違点だと感じた。
一晩放置したムエットで確認したところ、
ベースについては濃度以外の差はないと感じました。序盤~中盤は結構違う。
香りに興味がない他者にムエットを比較してもらったところ、EDTの方が好みだと言われた。
私個人としてはどちらも甲乙付け難く、現状の評価は同点が妥当かなと感じた。
もし両方同時にカウンターで販売されていた場合、どちらを選ぶかとなると
価格差を考えなくて良いのであれば私は現行品のEDPを選ぶと思います。
ただ、男性ならEDTの方が好みだろうなという印象も受けました。
春夏ならEDT、秋冬ならEDP、という使い分けでも良さそう。
__________________________
一つ特筆しておくとすれば、私個人の体質なのだとは思いますが
EDT時代の旧ゼクスは(買った商品はどれも)香りの成分か何かが舌に乗ってしまい、
舌に苦みや違和感を感じる。これがEDT時代の旧ゼクスシリーズに対する1番の不満だった。
現行品のEDPについてはそれが一切ないので、
EDT時代に製品共通で使われていた何かの成分が関与しているものと思われます。
原因はわかりませんが、現行EDPは私にとっては改良であるという結論に至りました。
クチコミ詳細をもっとみる クチコミ詳細を閉じる
5.5
1763件
イングリッシュ ペアー & フリージア コロン
4.8
236件
フローラ バイ グッチ ガーデン ゴージャス ガーデニア オードトワレ
5.3
8件
レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル ジャージー オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
7.0
1件
シャネル N°5 ザ シャワー ジェル ファクトリー 5 コレクシオン
5.3
1668件
ジャドール オードゥ パルファン
6.0
113件
Sa Majeste La Rose(バラの女王)