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クチコミ
ジャージー オードゥパルファムにすっかり魅せられてしまい、結果、オードゥトワレットも入手した。
全体的な香りの骨格は、ラベンダー、バニラ、ムスクとほぼ変わらないが、先に発売されたトワレ(2011年)の特徴だったアロマティック感にクリーミーな深みを持たせた香りがオードゥパルファム(2016年)だと感じる。実際に肌に合わせてみると、やはり違う。
そしてトワレの香り、
トップはアロマティック。カチッと硬質なラベンダーでありながら、ラバンジンのようなハーバル感ではなく、うっすらと甘さも漂うアロマティックな香り。ジャージーの特徴は何と言ってもこの透き通るようなこのラベンダーだ。奥からミントを思わせるグリーンが少し冷たく香ることで、ラベンダーの香りを柔らかく見せる。
ミドルはアロマティック-フローラル。硬質なラベンダーのアロマティック感をしっかりと残しながら、甘さの部分が、グリーンやトンカビーンを合わせた白イメージフローラルに入れ替わった香り。じっくりと嗅ぎ込むとジャスミンサンバックのようなみずみずしいフローラルにも感じ取れる。このミドルはカチッとした硬さと、まろやかな甘さがどちらにも偏らない、バランスが取れた素晴らしい香りだと感じる。
ベースはバルサミック-ムスキー。硬さのあるラベンダーを残しながら、クリーミーなバニラムスクの甘さが全体を柔らかく包み込んだような香り。次第にクリーミーな印象から、バニラムスクがパウダリー感を増していくが、ラベンダーの硬さも残っているため、清潔感のある香りが最後まで続く。
シンプルな、とても清潔なラベンダー、バニラ、ムスクの香り。特に、ラベンダーとムスクに支えられたこのバニラは、こんな清潔なバニラは他にないのではと感じている。
そして肌に合わせてみると、トップにこそラベンダーが強く香るものの、ミドル以降は大きく香りが変わらず、さらにしっかりとするため、朝つけても夕方以降も薄っすらと硬さのあるバニラムスクがふわっと香る。
トワレは、ラベンダーの香りがカチッとした硬さがありながらもシャープ過ぎず、甘さも白を連想させるような香りのため、シトラスのような爽やかな系な清潔感とは異次元の清潔感の溢れる香りで、とても使いやすく、使用頻度も高い。
一方オーデゥパルファムでは、トワレにはなかったヘリオトロープのコクのあるフローラルな甘さや、よりクリーミーなムスクが加えられたことで、ジャージーの特徴のアロマティック感の柔らな深みを持たせることで、ゼクスクルジフにふさわしい高級感があると感じる。
拙いイメージとしては、トワレもオードゥパルファムも同じ白いイメージで、トワレはパリッと糊の効いた白ワイシャツに対し、オードゥパルファムは表面は硬さがありながらもふわっとした柔らかさのある厚手のホテルタオルのように映る。
父ジャック・ポルジュが創り出した独創的でもやや荒削りな香りに、息子オリビエ・ポルジュがラベンダーとバニラとムスクに一体感を持たせて高級感を与えた。コンセプトは同じであるが、それぞれ素晴らしい香りだと思う。
しかしながら、ゼクスクルジフはオードゥパルファムに統一されてしまったのが残念でならない(一部パルファムもあるが、現在日本での取り扱いはあるのかな?)。
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