ゲラン / ラ プティット ローブ ノワール オーデトワレ 口コミ

『シャンゼリゼ』あたりからゲランに失望を感じ始めた。
他にも限定として『チェリーブロッサム』や
『パープル ファンタジー』を発表したり、LVHMグループの
営利優先主義が大手を振って闊歩する様子を見てゲランを
愛好してきた者はどのような気持ちだろうか。
少なくとも私は無念でならない。

ゲラン一族が完全に去った2002年以降、『ランスタン』は
ゲランの名に恥じぬ作品だと思った。ゲランの香りではなかったが。
だがこの『ラ プティット ローブ ノワール』にいたってはどうだろう？
恥も外見も無く若い消費者に媚びて、これがゲランの香水か？
と思わせる出来。
ボトルも『ルール ブルー』『ミツコ』の逆さハートに落書きと
殴り書きしたla petite robe noire！怒りが込み上げてくる。

今後のゲランにはとても期待できない。ただ望みはある。
『ジッキー』『ミツコ』『シャリマー』『夜間飛行』『ベチバー』
『シャマード』『ナエマ』が万古不易、"オリジナル"の処方
（難しいことは重々承知）で作り続けられることを祈るばかり。

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