メゾン フランシス クルジャン / アミリス ファム オードパルファム 口コミ

メゾンフランシスクルジャンは、調香師が立ち上げたブランドだけあって、いろいろなバリエーションがありながらも、香りに一貫性があるなあと思います。
どのフレグランスも、個性を主張しすぎるのではなく、香りに濁りを出さずに、すっきりとクリーンにまとまっているという印象。
その意味では、エルメスとちょっと似ているなあと思うのだけれど、エルメスの方が、香りが強く、骨格がしっかりしている感じで、こちらの方がよりシュッとした体型の人を思い浮かべます。

さて、アミリスはそんなフランシスクルジャンの中でもエルメスの香水により近い感じ。
私の肌では、オレンジ（とレモンも入っている）、アイリス、こざっぱりしたウッディノート（香木のように抹香臭く香るのではなく、木を削った時の香りに近い）が中心で、それをムスクとアンバーが支えているような感じで香ります。
エルメスの、オーデメルヴェイユからたくましさを取り除いて、ソフトにしなやかにしたような感じです。
拡散性もずっと低くて、控えめです。


正直言うと、どうせニッチで高額なフレグランスを選ぶなら他では見つからない個性的なものが良い、このようにクセのない香りをあえて買う必要もないかな、なんて思う時もありました。
けど、なんだかんだでいつの間にかサンプルを使い切っていたので結局現品を購入。
香りで個性を主張しすぎてもね…、という立場にいるので、結局使うのは、こういう癖があまり強くなく、それでいてきっちり清潔感を醸し出してくれる香りになっちゃうんですよね。

パウダーやスパイスの香りがむんむんするわけではないので、老けた印象にならず、かといって若者向けの騒々しさもないので、老けたくはないし若々しくありたいけれど、若作りをしたいわけではない…、といったR30、R40の微妙な心理をうまく突いた香りだなとも思います。

同ブランドのアクア〜があまりに氷水っぽい感じで肌になじまなかった私にとっては、こちらの方が使いやすいです。

使用した商品

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