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クチコミ
女性用EDP。東方な国々&花をイメージしたAtelier d’Orientシリーズ4本のうちの一つで、特に梅を推しつつ日本の四季を表現した香り。
四季に倣って、季節毎に違う要素が立って違う印象を感じることができるよう設計されてるそうです。これが本当だったら凄?
梅自体は春のもの。でもこの香りは晩秋〜冬に合うな。と感じての購入ですが、違う季節になったらまた違う感じ方ができるってこと? でしょうか?
他の3本は、フルール ド シーヌ、シャンハイ リリー、リーヴ ダンブル。
それぞれ調香師さんが違いますが、重ね付けOK。勿論、プライベートブレンドコレクションなど他のトムフォードの香りとも重ね付け可だそう。
カテゴリ的にはフルーティフローラルですが、お香の力等々を使うことにより、ここ数年流行り続けてるフルーティフローラルとは別ジャンル的ハーモニーになってます。
構成は、@コスメさんの商品概要ページに載せてある素敵な紹介文そのまんまです。あれを読みながらこの香りを聞いてると、「まさにね」って、きっと実感できると思います。
ピラミッド構造ではなく、一気に広がる香り方。
ざっくり:
ウォームスパイシー>お香>フルーティ>甘味>フローラル
やや細か:
梅の実>沈香>シナモン>梅の花>ベンゾイン>バニラ>サフラン>アンバー>樅>イモーテル>椿
強さ:
ムエットだと柔らかい印象ですが、クリーミィな甘さが立ち易い肌の人(私とか…)にとっては、かなり強。拡散性は普通。
持続性:
とて長。半日以上。服の残り香はニ〜三日以上。
TPO:
オフィスには向かないと思います。梅が甘いので。季節としては寒い時期かな?
時間的には、夜の香りって感じでもないのでいつでも使えるんではないでしょうか。
●個人的所感
(トムフォードの香り自体は、ウード・ウッドとタバコ・バニラとノワール・デ・ノワールが好きですが、自分で実際に付けても肌との違和感を覚える瞬間が無く「好き」と感じたのは、チャンパカ・アブソルートとジョンキーユ・ド・ニュイだけでした。その辺を組んでくださりつつお読みください)
低〜中音域を感じさせる香りの要素が揃ったプライベートブレンドコレクションも好きですが、私は中音域でもやや高めのトーンを感じられるような要素が入ってないと、なんか寂しく感じてしまう軟弱者です。なので、こちらの新作4本は女性用だと聞いて楽しみにしてました。高音域ちょっと入ってそうかもね?て予想して。
結果的に、高音要素を感じられたのはこちらのプラムジャポネとシャンハイリリーで、最後まで迷ってこちらを購入しました。
プラム ジャポネの方が高・甘という理由だけでなく、ウォームスパイスやお香とのハーモニーが、冬の冴えて冷たい大気に合ってると感じたからです。
高・甘な梅を支える役割でサワラ(ヒノキ属)や沈香など和を感じられる要素が最初からハーモニーを作ってくれていて、日本人なら何となく懐かしさを感じられるのも嬉しい点でした。
シャンハイ リリーも素敵な香りと名前だし、TPO汎用性があるのはこちらだと考えましたが、暗さ(日照時間が短…)や寒さに心身が苛められてない時の方が纏い易い香りだと感じました。
ただ、プライベートブレンドコレクションをお好きな方がこの香りを聞いてみたら、もしかしたら「ぺとぺと甘?」と感じられるかもしれないです。
この香りの最後の瞬間(長く続きます)は、例えばタバコ・バニラのように奥深く低音域な甘さではなく、和菓子系がアンバー+バニラにより微妙にポマードぽくもやった感じの甘さなのです。ロクシタンから数年前の限定で出ていた、プラムブロッサムのボディローションに似てる印象です。高音域を保ったままお菓子に平行移動するロクシタンとは、細かく言えば勿論違ってるのですが。
あれ系が苦手な方は(実は私もちょっと苦手)、肌に乗せて最後まで確かめてから買われた方が。よいかなって思います。
でもとにかく、プッシュした瞬間うわーっと広がるシナモン梅酒(ぇ)檜お香お香梅酒シナモン檜あと何かスッとした暖かいスパイス。ここがすごく良くて好きで確かに日本ぽいところがあって、でももっと良いのはそのちょっと後で、奥からすいっと梅の花木が立ってくるんです。この瞬間のイメージが特に素敵。この瞬間の絵を頭の中で描いてこの香りを創ったのかなあ。だとしたらほんとに素敵。
私は、最後の方で甘味+アンバーがちょっともやってきたなと感じたら、シャンハイ リリーやジョンキーユ ド ニュイ辺り(もやらず丸くなくスキッ!てしてる系統)を重ね付けしようかなとか考えてます。
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