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クチコミ
資生堂のローズメインのフレグランスでは、
過去に『ばら園/芳純、パパメイアン、ブルーローズ』をリピートし
最近では『ホワイトローズナチュラル』を購入しました。
それらの香りと比べると、系統としては確かにローズですが
『化粧品のいい香り/百貨店の化粧品売場のフローラルな香り』
というようなローズに何かがミックスしたような印象です。
凛とした清純さ、透明感、時代に流されないオーソドックスさ、
朝靄のなか露に濡れたローズを思わせる青味の香りが好みであれば
『ホワイトローズナチュラル』を。
マダムと呼びたくなるような風格の女性が少しカジュアルさを出したいとき。
また、静寂なフローラルな香りに包まれ眠りにつきたいという方なら
『ローズシネルジック』かな…というイメージ。
香調のレシピは不明ですが私が思い浮かべた流れは
トップノート/レモングラス、アニス、
ミドル/ローズ、ジャスミン、ジュニパーベリー
ラスト/ムスク
調香師は、有名で人気のあるアルベルト・モリヤス。
・YSL『オムニア*』『M7』『マニフェスト』
・ランバン『オキシジェン』
・ランコム『ミラク*』
・ジバンシイ『パイ*』
・カルバンクライン『ck ONE*』
・ブルガリ『ブルー・プールオム*』『マンインブラック』
・フェラガモ『エッセンツィアーレ』
・ケンゾー『フラワーバイケンゾー*』
・ペンハリガン『アイリスプリマ』
・マークジェイコブス『デイジー*』
上記の『*』印は、私が使ったことがある、もしくはテスターで知っている香水で、
クライアントからの要望により当然違いはありますが
それらよりモリヤス氏の香りの特徴、個性をあげるならば
パウダリーさをライトにモダンに持っていく点。
パウダリーが強くなると私はその香りにクラシカルさを思わせますが
こうして作品を書き出してみると、それがほぼありません。
この『ローズシネルジック』も同様で
パウダリーさは持ち合わせていますがクリアでライトな扱いになっています。
持続は、淡い香りがしっかり持続という感じで2-3プッシュで5-6時間は感じます。
トップからラストまでは20-30分で変化し、
一般的なローズメインの香水であればラストになるにつれ消え入りそうなのですが、
『ローズシネルジック』ではここからが驚くほどよく持続します。
ローズが最後の最後まで表情を持ち続けている点がたいへん優秀で、
ムスクはラストまでぺたっと重くならず爽やか。
よって、香りを纏う本人にとっては物足りなさを感じがちですが
(優れていると思いながらも私もそうですが/笑)
周囲にとってはどちらかといえば煩くない、
清潔感のある香りと受け入れやすい持続、拡散性です。
ボトルは、円柱形ベース。
ボディは黒に近い濃紺のガラス製、裾の前後が少し捲れたようなカーブ/動き、
ネック部分はゴールドの2重リングで上下で少し色味が違うように見えます。
キャップはどっしりとした厚みがあり(約40mm)
クリアベースですが下半分は黒く、上半分はクリアで花びらが一枚浮遊しているデザイン。
実物は見たことがありませんが画像検索で見たところ
実際の花『ローズシネルジック』の薄紫色を表現しているようです。
価格は、¥30,000-と高価です。
良質、希有な香料などを用いられているため高価なのかもしれませんが、
ボトルのデザイン性、香りの印象からでは定価の1/3-1/2が納得しやすい価格帯。
香水が好きで現在は20-30種類をシーンや季節、気分に合わせて選んでいますが
『ローズシネルジック』はリラックスしながらも背筋が伸びるような香り。
常備とはならないかもしれませんがリピートすると思います。
■サイズ:約φ54×h100mm[50ml]日本製
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