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まさに、エレガントという言葉がぴったりの香り。
前回の同コレクション3作では個人的に余りしっくり来る香りが無く、今回のコレクションもさほど注目していなかったのですが・・・
ラペルトワというタイトル、ガーデニアの香り、この2点がどうも気になり、銀座三越で試香させてもらいました。
ガーデニアと呼ぶよりは『くちなし』と和名で呼ぶほうが相応しいような、ふくよかでしっとりとした美を感じさせます。
ヘッドノートでは、ジンや花山椒のピリッとしたアクセントが効いています。が、隠し味程度で全く邪魔になりません。くちなしの馥郁とした香りが甘くなり過ぎないように、絶妙なバランスで印象を引き締めています。
纏って少し置くと、辺りに豊かな香りを漂わせて咲くくちなしの花の静けさが、そのまま肌から漂います。
ヨーロッパではプルメリアなどと並んで夏のリゾートを想起させるのがガーデニアの香りなんだそうですが、日本人の私としては、毎年初夏からご近所の家の庭で穏やかに咲いていた、高貴なくちなしの花を思い浮かべました。
ハートノート以降は、はちみつの柔らかさがサンダルウッドを包み込んで、香木っぽくなり過ぎず、ふんわりとした女性らしさを感じさせる香りに。
香りの持続はまぁまぁです。個人的には十分ですが、EDPとしては少し短めかな?と思い、マイナス1としました。
とはいえ、香りの輪郭が薄れた頃に、ふとした動きで肌から香ってくる残り香は、なんとも癒される優しい甘さでうっとりします。
ラペルトワ・・・自分がこの残り香で誰かに思い出してもらうとしたら、何てセンチメンタルなんでしょう。
ガーデニアの香りとしては、2011年のエタニティサマー、ペンハリガンのオードトワレも好きです。
エタニティサマーはすずらんの香りとブレンドされ爽やかに纏えますし、ペンハリガンのトワレは咲いたばかりの瑞々しいガーデニアの香りそのままです。
一方、ラペルトワは、満開を迎えたくちなしの優美な香り。
香水としての奥行きを一番楽しめるのはラペルトワかな、と思います。
因みに、先行発売の表参道店・百貨店では、新作3作品のうち、ラペルトワが最初に品切れになったそうです。ガーデニアの香りがお好きな方は、お早めにお試しになってみてください。
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