ラルチザン パフューム / ラペル トワ オードパルファン 口コミ

（フローラル スパイシー ウッディ）
ヘッドノート / ジュニパー、四川山椒、ピンクペッパー
ハートノート / カルダモン、ガーデニア、フランキンセンス
ベースノート / サンダルウッド、ムスク、ハニー

日や時間によって香り方が結構違い、まろやかな桃のような香りになることもあれば、スパイスとガーデニアが分離したまま主張することも。
サンダルウッド、ムスク、ハニーが合わさった結果なのか、こくのある甘いバターのような香りが底にずっとあり、他の香料をまったりと包んでいる感じ。そのおかげか肌に馴染みが良く、えぐみが出ることもあるのでいつもというわけではないけれど、体臭のように香ってくれることが多い。
そのバターのような香りを伴いながら、フルーティに寄ったり、フローラルに寄ったりする。
フルーティに寄った時は、美味しそうな香り。
基本的には濃厚で甘く（くどさを感じる一歩手前位）とても女性らしい。
寒い時期にぴったり。
香り持ちもとても良い。


それにしても、RAPPELLE−TOI「覚えていて…」なんて、ずるい。ネーミング大賞。
旧ボトルの箱には香りのイメージ写真が入っており、物憂げな様子で窓辺に立っている女性が写っていた（他にも別カットでもう一人立ち尽くす女性、幻想的な沼のほとりも一緒に一枚の写真に収められている）。
それを見て名前と相まり、恋愛の終わりの頃の情景を表現しているのかなと思い、つける度に感傷的な気分に浸っていた。
しかし改めて調香師のベルトラン・ドゥショフール氏のコメントを見ると、「人類の起源を超越した記憶、そして、自分と運命をめぐる思索」だそうで、もっと深い意味が込められた香りなのかもしれない。

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