キリアン / Light My Fire 口コミ

「Addictive State of Mind」シリーズの1.5mlのサンプルが三種類入ったものを入手したので口コミします。バイ・キリアンて日本には正式の代理店が無いんでしょうかね？

こちらは名前にとても魅力を感じました。60年代ロックのカリスマ的存在、ザ・ドアーズの名曲と同じ名前。否が応でも期待は高まります。

某海外フレグランスサイトでも「This perfume reminds me of」に追加してしまったのですが、こちらはセルジュ・ルタンス「シェルギィ」とディプティック「ヴォリュート」にとても良く似ています。レビューでもシェルギィに似ていると言及しているものがちらほら。

左手首に1プッシュした直後に「ああ、これはシェルギィとヴォリュートだ」と思ったので、右手首にシェルギィを1プッシュして較べてみました（ヴォリュートはもう手放してしまったので詳細な比較は出来ません）。

トップ〜ミドルは本当によく似ているのですが（タバコ、ハニー、干し草等、メインのアコードが共通しているので当然かもしれませんが）、ドライダウンが大きく異なりました。
シェルギィは最後まで甘い干し草やタバコの香りなのに対して、こちらのライト・マイ・ファイアーは作られた（わざとらしい）石鹸の香りのようなラストノートになりました。石鹸といえばムスクとローズ、なのにむしろこちらにはムスクは入っておらず、シェルギィの方にムスクが入っているらしいのに不思議です（もっとも、某海外サイトのノートも公式が出している情報と比較してみると、正確という訳ではないようですが）。

ラストノートがありがちな石鹸様の香りになってしまったのが大変残念です。これなら、価格や入手しやすさから言ってもシェルギィやヴォリュートを選択しますね。

NOTES：タバコリーフ、ハニー、干し草、クミン、バニラ、ベチバー、パチョリ

〜以下公式サイトより引用〜
Defying tradition, Kilian and Sidonie Lancesseur reject the sparkle of top notes to plunge with the recklessness of desire into the dark spiciness of tobacco leaf evoked by dry fragrant cumin, tedded hay, earthy patchouli and vetiver. The sweetness of fulfilment blossoms in wild honey melting into a warm base of vanilla, the almond tang of white heliotrope, creamy tonka and smoky birchwood.
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