セルジュ・ルタンス / ラルリジューズ (La religieuse) 口コミ

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宮部みゆき大好きさん
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4購入品

2015/4/21 16:50:30

本日、2015年4月21日発売のラルリジューズ。
ラルリジューズとは、修道女という意味。

無垢な魂を尊び、それを守りたいと願う心は冒涜への耐えがたい渇望に引き裂かれる。雪のようなジャスミンの純白と、厳格な信仰心の漆黒よ。
善なるものの束縛から我らを解き放て。 (公式より)

フランスの知性と言われるセルジュ・ルタンス氏は、1980年に資生堂とタッグを組み本格的にパルファムの制作を始め、1992年パリにレ・サロン・デュ・パレ・ロワイヤル・シセイドーをオープン。
そしてルタンスの名前を冠したブランド誕生が2000年という事は15年が経過した計算になる。
 加えて今年3月からは、資生堂がセルジュ・ルタンスの商標権を買い取ったので、今後は資生堂が資本投入した旗艦店が欧州以外へも出店するとの事。ルタンス氏はクリエイティブ・ディレクターとしてブランドの育成に貢献するとの事。

今回のラルリジューズ、香調はオリエンタルフローラル
構成は、ジャスミン・インセンス・シベット
シベットとは、調べてみると霊猫香(レイビョウコウ)とも呼ばれるジャコウネコの分泌物の事。
香水の香りを長持ちさせる保留効果があり、花の香りをより花らしくさせ、成分の中に含まれるスカトールなる匂いを薄めるとジャスミンを思わせる香りになると判明。

 この香りは可愛らしく香るフローラル(ジャスミン)という風情ではない。
付ける季節も人も選ぶ様な気がする。
墨汁を薄めた様な紫の液体。ルタンスらしいと言えばそうかもしれない。
トップから、スモーキーにジャスミンが香り、お香の香りも漂う。

 ルタンス氏は冬の修道院で生まれたらしい。
ジャスミンの花びらは雪のように白く、彼が生まれた冬の日には雪が降っていたのだろうか・・・
そんな情景を思い浮かべてしまう。威風堂々としたフローラルの王道であるジャスミンではなく、そっと1輪、冷たい空気の中に置かれ、こんな孤高のジャスミンの香りもあるんだよと、語りかけられるような気がする。
雪が、やがて溶ける様に、ジャスミンの香りもフェードアウトしていく・・・
終始、一貫した香り立ち。 

この純粋でピュアな白いジャスミンの香りは、ルタンス氏が生まれた修道院にいた修道女に思いを馳せたのだろうか・・・・。
冬に生まれたというルタンス氏を思いながら、纏う季節は秋から冬が似合いそうなラルリジューズ。

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