4.7
評価グラフ
※星3から4へ評価を上げて、口コミの内容も若干変更・追記しました。
セルジュ・ルタンスの香水は、全般的に独特なネーミングセンスで、この香りの日本語表記は「修道女」です。
ジャスミンの花が好きで、その香りをメインにした香水を探していたところ、こちらにたどり着きました。この他にも、同ブランドの「フィスドゥジョワ(喜びの申し子)」も、ジャスミンが中心となる香りです。
トップはかなり濃厚。ジャスミンの香りも何処か冷たくて機械的。樹木の様な香りも感じるので、その影響かもしれません。この硬質な感覚は確かに修道院の清廉さを彷彿とさせますが、奥底にある花弁を煮詰めた(もしくは、焚いた)様な香りと相まって仄暗く、知ってはいけない秘密を知った時のような不穏さをどこか感じる香りでもあります。
しばらく経つとツンと来る甘さも落ち着き、正統派フローラルの香りに近付きます。ここまで来ると私の好きなジャスミンを感じ取る事ができますが、お香の煙からベール越しに覗く様な雰囲気です。
個人的には、「清純な修道女」の皮を被った「妖艶な魔女」といったイメージ。ミステリアスな雰囲気を身に纏いたい方にはおすすめできると思います。
※追記
まだトップの香りは慣れませんが、ミドルやラストは好みです。外出時に纏うような度胸はありませんので、自宅にいる時に楽しみたいと思います。
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