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クチコミ
金木犀の香りを身につけたい。しかしただリアルにした香りでは便所の芳香剤と変わらぬ。
余は苦悩した。
そもそも若い娘時分に金木犀などは卒業するべき事であった。しかし余の青春はカボシャールとともにあった。そして山田詠美の著作通り、香りを超えようとしたのだ。そう、香水はこえるべき哲学であった。
なんたること!
強情っぱりでブランドワンピースな20台から着物にジョイな30台。余は40にして白いシャツとパンツ、ロングカーデを身につけたくなった。
有り体に言えば肩こりが心身両面にあらわれたのだ。そうだ花の香り、金木犀などはどうであろうかとカフェで金木犀の茶をのみながら考えたのだ。こえるべき哲学は自然体。冬の寒さを予感させる温もり。落ち葉を踏む音。うむ、40台の香りであろう。
つけてみる。
ムスク。ムスク。ムスク。最後にいやって程昔はやっていたグリーンティー。
おしまい。
余は激怒した。
期待の金木犀もなければこえるべき哲学もない。しかし、評判は良い。
なぜだ。
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