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クチコミ
グラニテ或いは、グラニタ(シャーベット状の氷菓子)はフランス料理のコースメニューの最後に口直しとして出される。
昔昔、何度も何度も食べた記憶がよみがえったグラニテ。
同級生がフレンチのお店を経営しており、独身時代には友人達と月に何度も食事に行っていた。
季節を感じさせる素材を使ったグラニテ。「私は、アイスクリームの方が好きなんだけどな」…そう言って苦笑いされた記憶がある。あれが私のグラニテとの出会い。香りは記憶を呼び起こすとはよく言われるけれど、フレグランスの名前で過去の記憶が蘇る事もあるのだと今回思い知った。
香調はジューシー フルーティ シトラス
「弾けるような輝きを秘めた、ちょっぴり刺激的な香り。
「ペラ グラニータ」はベルガモット、グレープフルーツ、レモンがもたらす、弾けるようなシトラスで始まります。続いて洋ナシとキンモクセイがハートを奏で、モス、ホワイトムスク、シダーの深みのあるハーモニーへ。」 (公式より)
個人的な評価だけれど「弾ける様な」という形容詞ならマンダリンバジリックだろうと思う。
先月発売になったジョーマローンは完全に和梨だけれど、こちらはラ・フランス。
私の肌の上ではグレープフルーツやレモンの香りより、トップで一瞬、洋梨の香り?と思うものの直ぐさま、モスとホワイトムスクの人工的なライトウッディーが梨を連れ去ってしまう。
シトラスと冠されている程には、シトラスを堪能出来ない。
昨年発売だった儚い寿命のテアズーラはバニラだけが際立ち購入には至らず、一昨年のリモンヴェルテもピンと来ず・・・今年のアクア アレゴリアも「グラニテ」という名前で若かりし頃の記憶が喚起されなければ購入していないと思う。
邪魔になる様な香りではないが、一捻りも二捻りも欲しい方には物足りない感は否めない。
これは、コレ!とルームフレグランスにも使えるしと楽しめれば良しとしよう。
・・・5年を待たずして同級生のフランス料理のお店は姿を消した。
ほろ甘苦いグラニテと共に思い出す顔。
確実に人生の半分は過ぎたであろう、あの頃の友人達と私。行方も分からない、私にグラニテを教えてくれた同級生。必ず何処かで笑っていて欲しい・・・。
ゲラン様の思惑とは遙かに かけ離れたフレグランスになってしまった私のペラ グラニータ。
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