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★キャプテンD★さん
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7購入品

2018/12/24 23:22:15

ボーイは手放すことができない、お気に入り香りだ。

その香りに触れたその瞬間、一瞬で恋に落ちてしまうような香りもあれば、最初はそれほどでもなかったのに、使い続けていくうちに手放せなくなるような香りがある。
同じシャネルのゼクスクルジフのなかで、同じようにラベンダーが強く主張するジャージーとボーイ。私の場合、ジャージーが前者で、ボーイは後者だ。

ボーイを最初にかいだ時、どこか懐かしさを感じた。クラシカルなシプレのようで、それなのに王道フゼアのようなキリッとした印象もある香り。それぞれ片方のみだとクラシカルで目新しさもないのに、合わせてみると一気にモダンな雰囲気に変わる。そして何よりも使いやすい香り。

さらに、香り以上にボーイというストーリーに興味をかき立てられる。
ボーイは、マドモアゼル・シャネルの最愛の恋人アーサー・カペルをイメージして創作された香りで、男性らしさと女性らしさが肌の上で出逢うフレグランスとのこと。とても素敵なストーリーだ。

実際、シャネルとカペルの出会い、関係性、別離。これは本当に事実なのかと疑ってしまうほど、ドラマティックだ。

「彼は
 私の人生に舞い降りた
 最高の幸運だった。
 彼を亡くしたときに
 私は全てを失った。」
(山口路子「ココ・シャネルの言葉より」)

2016年に発売された、ゼクスクレジフのなかではもっとも新しい作品で、調香師は4代目のオリビエ・ポルジュ。

トップはシトラス-ハーバル。グレープフルーツ、レモンのフレッシュなシトラスと、キリッとしたラベンダーの香り。グレープフルーツが強い分、かなりメンズ的な幕開け。

ミドルはアロマティック-シプレ。ラベンダーのハーバルノートをしっかり残したまま、ゼラニウムが香ることで、とても硬質なアロマティックな印象に。アロマティックの硬さから、ローズ、オレンジフラワー、ヘリオトロープの流れでフローラルの甘さが増していく。が、そこからフローラルの甘さに溺れることなく、オークモスが効いたシプレ調になるため、男性が使っても違和感のない香り。この男性らしいアロマティックから、女性らしい柔らかいシプレへの移ろい方が洗練されていると感じる。

ベースはウッディ-ムスキー。シプレ調の香りを残しながら、まろやかなサンダウウッド、そこにクマリンやバニラが甘さを添える。このサンダルウッドそのものは暗く強い香りにもかかわらず、いわゆるケミカル的ないやらしさがないため、バルサミックな甘さとうまく調和して、ビターなチョコレートのような仄かな甘さのあるウッディに感じる。それらをムスクやアンブロクサンが柔らかくまとめてあげている印象。
肌に乗せるとミドルまでが2時間、ベースが6時間くらい持続する。

香りだけみると★6つが妥当と感じるが、この香りはなんといっても使いやすい。
昼夜問わず、夏場以外は使うことができて、特に秋冬はベースのサンダルウッドが沈むことなく、バルサミックな甘さを纏って、とても上品に香り立つため、このボーイに包まれるだけで、洗練された印象を与えてくれる。
「香水はまさに究極のアクセサリー」というシャネルの言葉がそのまま当てはまるフレグランスだと感じる。

シャネル自身が作ったあの有名なロゴマークは、アーサー・カペルの「C」と、ガブリエル・シャネルの「C」を背中合わせに組み合わせた意味があると言われている。
ボーイは、男性らしさと女性らしさが肌の上で出逢う、洗練が際立つフレグランス。
まるでシャネルのロゴマークのようだ。

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