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少しだけ玄人受けするようなティーノート。爽やかさ一辺倒なティーノートではないけれど、グイグイ迫ってくるようなキャラクターもなく、ある意味バランスの取れた非常に使いやすい香り。
過去、ミラーハリスの香りをいくつか使ってみて、このティートニックのような、嗜好性とキャラクターの狭間よりもやや嗜好性寄りの香りが多いと感じている。さらにはムエットと肌に乗せた香りのギャップが顕著だ。肌だと暴れる印象が強い。
トップはシトラス-グリーン。爽やかなレモンと、ほんのり甘いベルガモットの香り。すぐ後から香る、ペチグレンに少しネロリのような明るさを加えたグリーンと、シトラスの組み合わせが嗜好性抜群でとても気持ち良い。
ミドルはグリーン-スパイシー。明るいシトラスグリーンの香りを残しながら、ベルガモットを効かせたティー感がグッと香り出す。このみずみずしいティーノートに、ナツメグのフレッシュなスパイシーノートがアイスティーのような冷たい印象を与える。ここまでが爽やかなティーノート。肌に乗せると30分くらい。
さらにその奥からは芳ばしいスモーキーなティーが顔を出してくる。こもったような苦味のあるこのティーはマテとのこと。乾いたバーチの香りがザラっとした深みを増している。肌だとここまでが2時間くらい。
ベースはグリーン。やがて、ベルガモットの甘さや、メタリックなグリーン、苦味のあるティーノートが、それぞれ突き出すことなく、調和してまとまった香り。そこから、苦味やこもった香りが急に晴れると、最後はオ パフメのような柔らかなグリーンティーの香りに。持続時間は4時間くらい。
爽やかな冷たさのあるティーと、スモーキーでビターなティーの二重奏。ムエットではシトラス、グリーン、ティー、スパイシー、ウッディが複雑に香りながらも、シャープやグリーンやシトラスが主張するため、クールな印象に映る。
私の肌に合わせてみると、朝に使った場合は、ほぼムエットの香りが再現されるのに対し、夜だとこもったマテの苦味やバーチが強く出てしまう。良く言えば深みの強いティーノート、悪く言えば熱帯夜の湿気が助長されるような香り。ところが時間が経ってくると、今までの湿気は何だったのかと感じるくらい、パッと香りが晴れるところが気に入っている。
ティートニックは、まるでイギリスの田舎町の家やロンドンのカフェで飲まれている、幾層にも重なり合う香り高い紅茶のようなテイストを彷彿とさせる、魅力的で少しだけ気まぐれなフレグランスとのこと。この少しだけ気まぐれなという点がミラーハリスらしいと感じている。
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