M・A・C / シェードセンツ レディ デンジャー 口コミ

最初にひとつ言うと、濃ゆい。めちゃくちゃ濃ゆい。

トップからぎゅっと凝縮したジューシーなダークチェリーの香り。
さくらんぼ、ってよりかはアメリカンチェリーとか、チェリーパイとか、ジャムとか、そんな凝縮したチェリーの香り。

やられたー！という感じです。このガツンとくる重さはきっと、今の時期だからこそ楽しめるものだと思います。きっと春になって暖かくなってきたら、濃すぎてしつこいものになってしまう。

小悪魔なイメージですね、ドロンジョ様とか、ルパンとイチャコラ仲のいい時の峰不二子が連想されます。

確かに前述の通り押し売りしてるくらいのチェリーの濃さなんですが、
その下を支えるウッディな香りが、単に我儘で周囲を振り回す天真爛漫な女性ではなく、実は周りの痛みをわかってやれる優しくてカッコイイ女性を連想させてくれます。
チェリーは人の痛みを知って尚ポジティブに輝く人達、私にとってのドラァグクイーンみたいな方達を連想させてくれます。

カナダのトロント発祥のMAC、世界で最もゲイに優しい街と言われる場所で生まれたブランドの香水は、
個性を尊重し、人の痛みを理解しながら、ポジティブに天真爛漫に生きる人々を描いてるのではないかとふと思います。

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