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アトリエ・コロン / クレメンティンカリフォルニア 口コミ

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「やっぱり夏は柑橘系のコロンよね」という会話が聞こえてきそうなので、柑橘系コロンは絶対夏につけない天邪鬼な私。コロンとはシャワーを浴びたばかりの綺麗なお姉さんお兄さん達が、すれ違いざまに自分の美しさ麗しさを誇示するためにつける香りというとんでもない偏見もあるし。でも時間潰しに入った化粧品専門店で見つけて気まぐれにシュッとひと吹き。女性香水セクションのど真ん中に陳列されているけど男性に大人気なんだとか。

アメリカに住んでいるので香水のカテゴリー分けは日本とは違うこともある。例えばイブサンローランのリブレはこちらでは女性用だが日本ではユニセックスみたいに。アトリエコロンは日本から撤退したそうで、日本ではどういう位置付けになっていたか分からないが、こちらでは女性用香水セクションの中心に堂々と置かれている。

香水そのものはほぼ無色だが、つけたイメージはオレンジ色。オレンジ色自体はパッと人目を引き鮮やかだが、そのイメージ同様にに世界中を明るくしてくれるような新鮮な香り。クレメンタインはオレンジの一種で甘い香りが大人気だ。日本ではアメリカ産の握り拳よりも大きいオレンジの方が贈り物としての特別感がある。小さい蜜柑イコールコタツで食べるありふれた温州みかんだし。一方アメリカ人にあげるなら(ミカンの産地以外の場所に住んでる人ね)、クレメンタインとマンダリンはオリエンタルでエキゾチックで小さくてキュートだと喜ばれる。

手についたら果汁でベタベタしそうなほど甘いオレンジの香りを、ジュニパーベリーがジンのはいったカクテルのようにピリッと引き締めてキレのある香りに変化させる。その後ハーバルさを伴ったウッディな香りに導かれる。

バジルとサイプレスの青々とした組み合わせとハイチアンベチバーとサンダルウッドの樹木っぽさが木立の中を歩いているような気分にさせてくれる。なびいた髪の間をすり抜けていくような微風が心地いい。

ミドルのスターアニスの香りはハッキリとは分からないが、その清涼感は感じられる。スターアニスすなわち中華料理でよく使われる八角だが、コッテリした香りと思いきや口に入れてみると意外な清涼感がある。

知的な大人の色っぽさが演出しやすくて湿気の多い日本の夏にぴったり。ユニセックスだけど男性に特にお勧めしたい。日本ではつけている人があまりいないので、被ってしまって困ることもない。

そんなことを思いながらウッディさを楽しんでいると、とっくの昔に飛んでしまっているはずのオレンジノートが蘇ってきた。

え?つけてからもう3時間も経ってる。トップノートって一番初めに飛ぶ香料で作られているんじゃなかったっけ?

最近精油を揃えて自分好みの香水を作って楽しんでいるのだが、本には確かそう書いてあった。試したところそれは事実だし。

カラクリはこうらしい。

香りというものは化学式で表せる香り分子で出来ており、それを組み合わせることで様々な香りが合成できる。成分が変化してしまうため香料が抽出できないもの、例えば鈴蘭などの場合には他の香料を色々組み合わせて再現することになる。

それがいわゆる再現香。柑橘類は揮発速度が速い典型的なトップノートだが、再現香の技術を使えばラストノートとしてだって甦らせることができるというわけか。蘇るというよりも錯覚させるという方が正しいかな。

このオレンジの再現香は湿度が高い方が上手く香ることに気づいた。つけた場所に汗をかいたり水がかかったりするとオレンジの皮を剥いている時のような香りが立ち上ってくる。水分と一緒に蒸発しているのかもしれない。

一方湿度が低くカラッとよく晴れた日にはドライでウッディな香りにスパイシーさが少し混ざった感じになる。それでも時々思い出したようにクレメンタインとマンダリンの甘い香りが漂う。湿度が高くても低くても楽しめるが、オレンジ系の香りは湿度が高い方がしっかり出る。

ということはクレメンティンカリフォルニアってジメジメした日本の夏にピッタリなんじゃないか?梅雨時に似合う香水はあまりないと思う。これなら自他共に爽やかな気分になれるかも。

トップノート: クレメンタイン、マンダリン、ジュニパーベリー
ミドルノート: バジル、スターアニス、ブラックペッパー
ラストノート: サイプレス 、ハイチアンベチバー、サンダルウッド

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