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2017年10月にディオール表参道をはじめ、世界3店舗のみで再発売されたディオールのラ コレクシオン プリヴェは、パッケージを見ると、メゾン クリスチャン ディオールと記載されていて、どうやら新ラインとして発売されたようだ。
このTHE CASHUMIRE(テ カシミア オードゥパルファン、カシミアティーの意)は、元ラ コレクシオン プリヴェから移行された11品とは別に、新たに創られた香りの10品のなかの1つ。
尚、販売員さんに、テ カシミアがどんな香りが聞いたところ、新しい10品については、具体的にどのような香りの構成になっているのか、販売員にも明かされていないとのこと。
テ カシミアは、とても明るいシトラスティの香り。かなりメタリックなグリーンノートが少々荒っぽく香るものの、全体像はとても軽やかで爽やかな紅茶の香り。
トップはシトラス。最初はすっきりとしたレモン、次に紅茶を思わせるみずみずしいベルガモット、その奥からジューシーなオレンジのほんのり香る、とてもフレッシュな幕開け。
ミドルはグリーン-フローラル。シトラスの爽やかな印象を残しながら、ベルガモットとオレンジフラワーのような明るいフローラルと、少しメタリックグリーンが強い紅茶の香り。紅茶の甘さや苦味よりも、爽やかなフローラルグリーンが勝っていて、キラキラとまぶしい印象。
ベースはグリーン-ムスキー。エレミのような酸味と、キンキンしたメタリックグリーンが鼻に付くが、その奥から少しビターな紅茶が香る。青っぽいミントを葉を1枚入れたような、とてもすっきりしたレモンティの香り。最後はグリーンが効いたまま、乾いた紅茶の淡い香りと、軽いムスクやアンバー、セダーウッドが加わり、フィニッシュ。
カシミアを思わせる、冬にぴったりの、きめ細かく柔らなティノートをイメージすると、思い切り裏切られる。
最後の最後には柔らかいクリーミーでビターな紅茶感があるものの、トップからミドルはかなり爽やかで明るい香り。嗜好はとても良いため、少し鼻に付くキンキンとしたグリーンノートさえ気にならなければ、高温多湿な梅雨から真夏にかけて活躍するのではと感じる。
全体的に軽くタッチな香りのため、持続時間は3〜4時間程度。
個人的には、一気に10種類もの新しい香りが登場したにもかかわらず、悪く言えば当たりさわりのないティノートを選んでしまったことへの後悔と、ああやはり自分はティの香りが好きなんだと気づかされた1品。次こそは、大好きなシトラス系(TERRA BELLAなど)ではなくて、もっと違った香りにチャレンジしたい。
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