FUEGUIA１８３３ / ビブリテッカ・デ・バベル 口コミ

一番最初のバージョンから始まって、3つほどのバージョンをそれぞれ使い切っています。正直、初代が至高で、今のバージョンはかなり変わってしまいました。

初代は星7つです。
シナモンが強く、グルマンに近いまろやかな甘さを渋みと苦味で調和させたような、個性が際立つ、とんでもなく素敵な香りでした。
これだ！という感じで、見つけたことがうれしくて、香水はこれ1本を毎日使っていました。4-5年使い続けたと思います。

が、バージョンが上がるたび、少しずつ香りが変わっていって、今ではシナモンの甘さはなく、苦味はあるものの、どちらかというと柑橘のような香りに近くなり、目新しさも高揚感もない、普通の香水になってしまいました。古い紙とインクの香りは、もうしません。

プーラエッセンシアが出て、これが甘さが少し戻ったような感じだったので買ってみましたが、肌に乗せたらやはり初代とはべつもので、初代はひとときの夢だったんだと思って、諦めることにしました。
今はもう、バベルは使っていません。

店員さんに聞いたところ、やはり材料が安定せず、価格的にも厳しくて、もう初代の香りは出せないようなことをベデルが言っていたとか。

香りは変わってしまいましたが、悪くはないと思います。
爽やかですし、くどくなく、一年中楽しめるタイプです。
品もいいですし、人によって香りの立ち方は違うので、今のバージョンがはまる人はいるはず。

でもわたしは初代が恋しい。
初代に似た香りを探しましたがシナモン系では見つからず、ついに自作にまで手を出し始めました...
それくらい、良い香りでした。

使用した商品

• 現品
• 購入品