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クチコミ
キリアンのボトルは黒と白を基調にしたものが多い中、ひと際目を引くのが昨年発売になった赤いボトルの「ローリングインラブ」と、2016年発売の青いボトルのこの「ムーンライトインヘブン」。公式には「-月明かりが導く、楽園への逃避行-」とあり、キリアン・ヘネシー氏本人のタイでのハネムーンの経験から着想を得ているらしい。
トップで香るのはすっきりしたグレープフルーツとピンクペッパー。メンズものっぽい爽やかな出だし。そのすぐ後にジューシーなマンゴーが香る。いかにも南国的なフルーティな香りだが、安っぽさは感じない。
ミドルに移行すると、ココナッツミルクを思わせるクリーミーな香りも合わさってくる。ココナッツが入っていると香りがすべてその甘〜い香りに支配されてしまいそうな気がしたが、しっかりフルーティさも残っている。マンゴーの香り:ミルキーな香り=3:2といったところ。マンゴーにココナッツというと、まぁよくある南国系フルーティーかなと思っていたが、クレジットを見るとライス(米)とある。たしかにココナッツの甘さの他に少し違うミルキーさが混じっているような気も。この辺りまで香りが進むと少しマリン調のアコードも感じられ、まさに南国の浜辺で過ごすバケーションのような印象。
ドライダウンはほんのり粉っぽく甘いトンカビーンにベチバー。私にはベチバーが強いように感じた。持続は5〜6時間ほどで、あまり残らない。気が付いたらスッといなくなっている。楽園で過ごす時間は終わり、またいつもの日常へ。
正直クレジットを見ただけだと、「これは私の好みではないだろうな」と思っていた(ココナッツ+マンゴーというといかにも若い子向けのボディフレグランスっぽそう)が、試してみてその考えが一変した。フルーティーな香りにあまりいい印象を持っていない人も、キリアンのフルーツをぜひ試香してみてほしい。
香りそのものももちろん素敵だが、クラッチとトラベルスプレーのデザインがたまらなくいい。クラッチと携帯スプレーには本物のマザー・オブ・パールが使われているという。ブランド唯一の青ボトルであったが、今年のクラッチとボトルの別売りにあたってボトルのカラーがコレクション別ではなく、香りの系統別になってしまった。キレイな青ボトルが増えるのはうれしいが、せっかくの特別感が薄れてちょっと残念に思う。
トップ:レモン、グレープフルーツ、ピンクペッパー
ミドル:ココナッツ、ライス、マンゴー
ベース:トンカビーン、ベチバー
調香師はカリス・ベッカー。
(フレグランティカより)
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