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2015年にローンチされたYSLの高級フレグランスライン「ルヴェスティエールデパルファム」。ムッシュー・イヴ・サン=ローランが愛したワードローブから着想を得たシリーズだそうです。
「トレンチ」は初期の五作品の内のひとつで、一時期日本から撤退していましたが2019年の新作「グレインドプードル」と共に再上陸。アイリスをメインに柑橘でアクセントを加えたフレグランスです。
トップはトーンの高いシトラス香。あまり苦味はありません。クレジットを見ると、タンジェリンとベルガモットとのこと。タンジェリンの甘味をほんのり感じる軽やかな始まり。フィグはベースと一体化しているのか、あまりわからず。
ミドルはアイリス&ネロリ。トップの高いトーンのシトラスが落ちることなくそのまま繋がります。ネロリがうまいことアイリスとの橋渡しをしてくれていて、ここのフローラルがとても上品で洗練された印象で涼しさまで感じられるよう。
ベースにシダーとあるものの、ミドル以降はあまりウッディに転がらずフェードアウト。持続は5〜6時間程度。
繊細なアイリスに嗜好性の高いシトラスが華を添えていてとても好感度の高いフレグランス。暖房のきいた室内でも使いやすい。
高評価の理由は、アイリス香水ですがベチバーが配合されていないところ。
アイリスというと何かの怨念のようにベチバーと抱き合わせ状態で(相性がいいってことなんでしょうが)、暗く土っぽい香りになっていくところをトーンの高いままキープし、かつそれが長持ちするという点です。
このシリーズでどれかひとつだけ買うとしたら間違いなくコレがいいと思います。
とてもいいフレグランスなんですが、このシリーズの難点はなんと言っても価格と容量。
125mlで税込38500円〜と明らかに日本の市場には合ってなさそう。数量限定でもよいから、シャネルやディオールのように小さいサイズが出てくれると嬉しいです。
日本の公式サイトが以前と変わってしまって(前は香りの構成まで詳しく記載があった)、随分あっさりしたものになってしまいました。やっぱり、あんまり力入れてないんでしょうか。
トップ:ベルガモット、タンジェリン、フィグ
ミドル:アイリス、ネロリ
ベース:アンブレット(ムスクマロウ)、シダー、ムスク
調香師はアマンディーヌ・クレール=マリー
(フレグランティカより)
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