フレデリック マル / ザ エッセンシャル コレクション フォー メン (7ml×5) 口コミ

出張帰りに東京駅から日本橋高島屋へ行った際、地下鉄の駅に行くのに通り過ぎようとした中でこちらのブランドのカウンターを発見しました。え、真っ直ぐ行ったら通らない間取りではないか？…正解です、折角だからとフロアを放浪した上での出会いです。
カウンターで前1列に並んでいた物を片っ端から開けては嗅いでを繰り返し、少し気に入った物の値段を聞いて顔が青くなり、栞だけ頂いてその日は帰りました。
ゲランで高い香水を買うのに少し慣れてきたと思っていましたが、更に高い銘柄でした…。日本橋は安易に寄り道したら危険です。

日を改めて別件で伊勢丹新宿本店へ赴いた際、栞を片っ端から全種類嗅いで数種類目をつけた物が3種含まれており、ミニサイズで5種類試せるこちらのシリーズを思いきって購入。10mlボトルでも8000円程度する物が7ml×5本で税別18000円はお得です。

ブランドイメージありきのフレグランスではなく、調香師ありきの物で、作った職人への敬意を払い、出版物として扱うブランドらしく、調香師名と品名しかボトルに書かれていないシンプルなデザインです。

スプレーでなくひっくり返してチョンチョンと付けるので意外に付けすぎたり香害になったり、香りの強さを把握するのに時間がかかります。少量で終日香るので香害に注意しないといけません。

感想は左から順に、
ビガラードコンサントレ：ジャン＝クロード・エレナ作。フルーティ系。何かのオレンジの果皮を高濃度で抽出させた後に別のオレンジの果汁を加えるという手間のかかった物だそうです。日本橋高島屋の方に聞きましたが品種を忘れたので伊勢丹新宿本店の方に聞いたらご存知ではなかったです。ビターオレンジなので甘くないですが、女性でも問題なく使えます。
フレンチラバー：ピエール・ブルドン作。ウッディ系かつセクシー系。ずっとシダーウッドやツリーモス、パチュリが主張しており、最初から最後までずっとウッディです。男性向け高級スーツに使われていそうです。
ゼラニウムプールムッシュー：ドミニク・ロピオン作。スパイシー系かつフゼア系。ゼラニウムがメインではありますが、栞ではスパイスが目立っていたものの肌に付けるとミントやサンダルウッドやクローブが出てきます。鼻が慣れるのかあまり香りは強くありませんが、ふとした時に香ります。最初に嗅いだ時は昔の香水っぽいと思っていましたが、自分の肌に乗せた瞬間に印象が激変。
ムスクラバジュール：モーリス・ルーセル作。セクシー系。バニラとムスクとアンバーが調和しており、時間が経って各々の香る強さが変わっても綺麗なバランスです。アメリカのオバマ元大統領もお使いらしいです。
ベチベルエクストラオルディネール：ドミニク・ロピオン作。常軌を逸したベチバーという名のように、ウッディ系です。最初はベルガモットのような柑橘が来ますが、ベチバーやらシダーウッドやらオークモスによって終日ウッディ。

いずれも持続時間は朝7時から夜9時(入浴前)までだったので、手首1吹きで終日長持ちします。
体温が高い人はかなり長持ちします。
片方の手首にチョンと付けるだけで終日長持ちするので、7mlでもコスパは非常に高いです。
気になる香りが過半数あれば是非とも買っていただきたいお勧めのセットです。☆7×5を付けたい気持ちです。

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