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2018年にようやく日本上陸したキリアンが、昨年日本最大の香りの祭典である新宿伊勢丹のサロンドパルファンに出店。そこで数量限定販売されたのが、キリアンがブティックを構える四つの都市から着想をえた“Boutique Exclusives”のひとつ、「レモンインゼスト ルガーノ」。日本のレギュラー販売されているラインナップにはないゴリゴリのフレッシュなレモンが主役だ。調香師はキリアンではベストセラーである「グッドガールゴーンバッド」や、コフレボックスの髑髏が印象的な「ダークロード」を調香したアルベルト・モリヤス。公式によると、イタリアを代表するリキュールであるリモンチェッロからインスパイアされたらしい。
トップはシトラス。
これでもかというくらい爽快なレモンが香る。果皮からはじける汁、中の苦い白いワタの部分、酸っぱい果汁を感じて唾液がでてきそうなくらいリアルだ。柑橘がメインに香るフレグランスや、トップがシトラスの香水はそれこそはいて捨てるほどあるが、香水でここまでリアルなレモンを感じるの初めてだ。
ミドルにはブランデー、バニラとあるものの、私は感じない。
トップのレモンが過ぎ去った後は、ひたすらにパチュリとベチバーのウッディで土っぽいアコードに落ち着く。トップのリアルなシトラスは15分ほど、ベースのウッディは3時間ほど。
リモンチェッロはイタリア南部に浮かぶカプリ島が発祥といわれる、甘くて口当たりがいいがアルコール度数30度以上はあるなかなか強いリキュールだ。だが、この「レモンインゼスト ルガーノ」にはリキュールのような風味も、口当たりのいい甘さも感じない。
あえて甘さをカットしているのだろうか。キリアンで酒類をイメージしたものならブランドNo.2の「ストレートトゥヘブン」や、「ブラックファントム」の方がキリアンのイメージに合い、完成度が高いように思える。
トップ:マンダリンオレンジ、イタリアンレモン
ミドル:バニラ、ブランデー
ベース:インドネシア産パチュリ、ハイチ産ベチバー
(フレグランティカより)
調香師はアルベルト・モリヤス。
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