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淡いピンクのジュースをスプレーすると香ってくるのは、控えめなベリーとツンとしたアーモンド臭。この鼻を刺す辛みすら感じる香りは、ベリー系の香りの再現にとても重要らしい。どことなく杏仁豆腐やアマレットにも似ている気がする。
ベリーの香りはすぐに抜けて、甘く華やかなローズが香り立つ。ローズウォーターやアブソリュートやら、まさに豪華絢爛と言わんばかりのローズ尽くし。拡散力は強く、まるでピンク色のバラの花びらのシャワーのよう。このリッチなフローラルの中に、メタリックなバイオレットがほんの少しグリーンのニュアンスを添える。
ローズの余韻をたっぷり残したままドライダウンへ。パウダリーなムスクがメインだが、肌に付けるとしっかりサンダルウッドが効いているのがわかる。持続は六、七時間といったところ。
ローズシェリーを初めて試したときは、「フレンチキスの使い回し?」と感じた。実際に両方をじっくり比較してみるとかなり違いはあるように思えた。フレンチキスはシンセティックなベリーとパウダリーなムスクが主体のいわゆるメイクアップ系の香りだが、ローズシェリーはローズをこれでもか!と言わんばかりに主張させ、ウッディなファセットで締めたリッチなムスキーフローラルウッディの香りだ。正直に言うと、フレンチキスはラールエラマティエールより高いシリーズにしては香りが少々キッチュだったが、このローズシェリーはフレンチキスのそういった側面を抑えてよりハイエンドラインらしい香りに仕立てられていると思う。
ノート:アーモンド、ダマスクローズウォーター、ダマスクローズ、ダマスクローズアブソリュート、ローズセンティフォリアアブソリュート、ラズベリー、ヴァイオレット
調香師は、デルフィーヌ・ジェルク。
(parfumoより)
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