アテニア / ３Dグロウパウダー 口コミ

昔、資生堂にピエヌという優秀なメイクアップアイテムのラインがあり、
そのピエヌのフェイスカラー（ブロッサムフェイスという名前でした）
に見た目が似ていたため、思わず期待して購入。
横長でグラデーションカラーになっている点が懐かしく。
このピエヌのカラーは今も記念にケースが取ってあるほど、私にとって思い出深いコスメ。

しかしこちらとピエヌではクオリティが全然違い、似て非なるものでした。
これはメーカーが違うので当然ですね。期待した私が悪かったのです。

まず発色が非常に弱いです。
付属ブラシが小さいので、綺麗に均一にさっとスムーズにブラシを払うことができません。
そのため、どうしても肌にムラなく綺麗にパウダーを乗せることがむずかしく、
何度もさっとブラシを往復させねばならず手間が掛かりました。

とりあえず、手持ちの無印のパウダー用パフでつけてみましたが、
圧倒的にパフの方が手早く使いやすかったです。

ただ、期待していたのは「ほんのりと肌色に自然な血色が加わること」「ナチュラルなツヤ」で、
それが全く感じられず残念な結果に。
粉が粗いのと偏光パールが強すぎて、いぶし銀のような不自然なざらりとしたツヤで、
いわゆるナチュラルなツヤではありません。
テカっているようなちょっと品の無い、キメや毛穴がかえって目立つような光り方。
発色はほとんど解らずで、残念ながら肌にザラリとしたツヤが加わっただけに終わりました。

コロナ禍でマスク着用が当たり前になり、マスクが汚れるチークはしなくなったのですが、
「せめてこのパウダーで、多少顔に血色が加われば」と、そんな目的で購入しました。
しかし、その効果は無く期待外れに終わりました。

最近のアテニアは限定メイクを紙製ケースで発売することが多いですが、
せめてもう少し使いやすくならないかと思います。

パウダーの上にペラペラの薄紙がペラッと挟まっているのですが、これがやたらとズレやすく、
さらにパレットを開く度に、ふわっと舞って床や机に落ちたり。
使用する際はいちいち外すのですが、衛生的に咄嗟の置き場にも困ります。
毎回、左手で容器と薄紙を挟んで押さえ、右手でブラシでパレット部分を払うという使い方。

それでも自宅ならまだそれだけで済むのでマシ。
出先での化粧直しでは、左手で手鏡と容器と薄紙を持つという厄介な使い方に。
紙製ケースは軽いので、テーブルに置いてブラシで払うとケースごと動いて使いにくいです。

発色のまずさ、キメや毛穴がかえって目立つ点、そして何よりも製品としての使いにくさ。
申し訳ないけれど気に入った点がなく返品させていただきました。

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