ブルガリ / ブルガリ マン グレイシャル エッセンス オードパルファム 口コミ

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怜風さん
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5購入品

2023/1/23 17:13:28

えーっなんで誰も口コミ書いてないの!?
個人的にメンズのブルガリはブルーより、断然グレイシャル・エッセンス派(そんな派閥ないけど)!

トップの他人を寄せ付けないアイシーな感じ、好き!
潔いほど透き通ったジュニパーベリーと合わさるジンジャーがここまで涼しげ(いっそ冷たい)イメージを作るのはびっくり。ミンティーなゼラニウムと合わさったから?

ミドルになると冷たさが和らぎ、円やかなサンダルウッドの影に、情緒的なアルテミシアの香り。イリス・コンクリートがトップで感じた清潔な印象を保ってくれる。
うーん、好き。日本人が受け入れやすい香りだと思う。

そういえばこの香りのテーマは氷ではなく空気(air)だった。
ブルガリの広告も氷のような男、ではなくて氷河で覆われた絶壁を身一つで登り切り、頂点に立つ男のイメージだったっけ。そう思うと殊更に美しく感じられてしまうな。

壮大な夢への情熱を内に秘めたリアリストに似合いそう。
凍てつく世間の荒波に揉まれるトップ(尚希望を失わず静かに好機を待つような、余裕と自己信頼に基づくスマートさが素敵な香り!)。
ミドルになると、完全な失望からしか見えてこない、自立心に満ちた無二の希望が顔を覗かせる。このキラキラ瞬くイリスが、決して損なわれない生命力の煌めきを象徴してるみたい。
ラストは『真っ白に燃え尽きたぜ…』の香り。安寧の感じられるシダーウッド。とはいえ世代じゃないので(笑)、個人的にはトップからミドルまでが最高潮。夢は叶える前が最も美しく輝くのである。

もしくはこの香りは、第一印象が無機質なほど怜悧な男が、あざといほど巧妙に母性本能を刺激する微笑みのイメージかもしれない。
ラスト・ノートの微睡みは、既に心はそこになく、次に獲らえる山はどれにしようかと、次を期待し至高の悦楽を夢見るロマンを思わせる。笑
(でもこの香りは軽薄なだけのプレイボーイには似合わなそう。女には冷徹でもいいけれど、仕事か趣味へ向けたパッションがない限り、背伸びしてるわね?と思われそう。それはそれで素敵かもしれない。)

変な喩えのせいで伝わらなかったでしょうが、ラスト・ノートのシダーとムスクの組み合わせをありきたりで終わらせない、ラストのクリアウッドがとてもモダンで魅力的。
その辺りも"香害"に疲れ果てた時代を経た日本人に受けそうな香り。
男性にそこまで香水文化が浸透していない為あまり使っている人を見ないけど、もうちょっと広まっても良さげ。

女性がつけるにはあまりに清潔過ぎて奥行きに乏しいイメージを与えてしまうかも。ミドルのアルテミシアを嗅ぎながら、ふとそう思った。
貞潔の女神、アルテミス。従順そのもののカリストーさえ、掟に従い追放した彼女の内には、きっと誰より強く、ひたぶるに信念へと情熱が迸っていたに違いない。

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