ゲラン / ウード ヌード 口コミ

サロン・ド・パルファン2022にウードコールが出ていたので、折角だからとウード3種を紙に吹きつけて各々嗅ぎました。紙でしか嗅いでいないので、☆評価はなし。
こちらはウードシリーズの中でも最もナチュラルな物です。ウードヌード→チェリーウード→ウードコールの順に重くなります。

種類はEDPで、調香師はデルフィーヌ・ジェルクです。

紙へ吹きつけた瞬間、木のようなお酒のような不思議な香りがします。恐らく最初のアルコールにバニラチンキとアーモンドとウードが重なって、一気にお酒っぽくなったのでしょう。アーモンドの影響なのか、全体的に甘く感じます。
スキンフレグランスとして肌馴染みの良さを際立たせた物だそうですが、残念ながら筆者はスイートスキンでもウッディスキンでもないので、多分手首だとずっとウッディと甘さを感じます。
5分後くらいに、ふとラズベリーのようなベリーニュアンスを感じました。この辺りからお酒っぽさが消えてきて、バニラチンキとウード、ラズベリーが残ります。同時に他のサンダルウッドだかシダーウッドだかどちらか判別がつきませんでしたが、ウッディ系の要素が足され、ウッディ部分に厚みが増します。
バニラチンキの濃さをウッディと混ぜるのはドゥーブルヴァニーユを彷彿とさせますが、あちらはもっとお酒感が強く、こちらはウッディ感が目立つ気がします。

バニラチンキは2021年の限定シャリマーやこちら、アクアアレゴリアのマンダリンバジリックEDPに入っています。
ウードヌードとマンダリンバジリックEDPとの比較になりますが、どちらも持続時間が底上げされている反面、香りのニュアンスは全く異なり、普通のバニラよりも他の香料を潰さないように感じました。
ゲラン独自の製法だそうなので、ミツコボトルのラインからバニラメインの物が出していただけると面白そうです。
しかしスキンフレグランスや寝香水にラールシリーズを使う贅沢さに気後れしてしまうので、こちらの購入は現時点では検討せず。

使用した商品

• サンプル・テスター
• モニター・プレゼント  (提供元：ゲラン店頭)