フレデリック マル / シンセティック ジャングル 口コミ

ゲランの人待ちの間、隣のフレデリック・マルやキリアンのコーナーを眺めていました。
その中で、見覚えのないこちらが気になり、テスターを嗅いでいたら、店員の方と意気投合して、かなり長い時間フレグランスについて語り、肝心のこちらを買い忘れそうになりました。その大半がFormula Xとアルメラックさんについてでした(笑)

調香師はアン・フリッポで、種類はEDPです。
エレナさんのローズ&キュイール以来の新作だそうです。

先に注記すると、こちらは付ける人をかなり選ぶ特殊なフレグランスです。
日本人に多いスイートスキンの方には、ベースのグリーンノートがおじさんの体臭みたく変な臭いになります。容器の紙箱も、香りが染みついた後は臭いの強い野菜を炒めて放置したような、変な臭いがします。オークモスやパチュリのグリーン臭がピーマンやその他の緑系の野菜、ヒヤシンスの球根臭がタマネギみたくなったのでしょう。しかし、一部のスキンタイプの手首の上では綺麗に香る、本当に脆いバランスの上に成り立っているフレグランスです。

吹きつけると、最初にブラックカラントとバジルが軽く通り過ぎていきます。この2つを判別できるのは本当に1分か数分かそこらです。
それから先はリリーオブザバレーの強いのに上品なフローラルさとバジルやオークモスのグリーンさが絶妙なバランスで、爽やかで上品な香りの漂うグリーンな香りに落ち着きました。

持続時間は10時間以上です。
人によって香り方が大きく違うので、Formula Xの話に飛び、実際に筆者の手首に吹きつけてみると、店員の方も初めて嗅ぐような香り方だったらしく、爽やかなジャングルと称されました。
テスターの紙とは香る順番が変わるだけで香り方は同じニュートラルスキンの筆者の感想なので、他の方で同じ香りが再現される方が珍しいとは思いますが、筆者はこちらを気に入りました。

使用した商品

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