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クチコミ
フレグランスコンサルテーションで購入しました。第一印象でビビッと来た香りです。こういう第一印象は大事なので、実際に肌に乗せてみて違和感もなかったため、即決でお買い上げです。
最初は、単純にムエットを嗅いで「いいなぁ」と思っただけだったんですが、よくよく香りの構成を伺うと、手持ちの香水の中でツートップのうちの1つであるルールブルーに良く似ています(ちなみにもう一つのツートップはランスタンです)。トップの香り立ちなんてまんまルールブルー。ベルガモットもアニスも一緒で、ラストのアイリスまで一緒、ミドルがカーネーション・ネロリかバイオレットかってくらいですから、ルールブルーが好きなわしがビビッと来るのもそりゃ当然かもしれません。
ルールブルーもどちらかというと少し湿っぽいというか、ある意味隠微な印象も感じられる香りですが、このアプレロンデもその名のとおり、からっとしているというよりもじめっとした感じのお香りです。先入観というか、名前に引っ張られているかもですが、でもあまりドライな感じはしないように思います。
だけど、そこんとこが自分にとっては大変ツボでして、ルールブルーも身につけていることを忘れるくらい、穏やかで落ち着く香りなんですが、アプレロンデも全くもって同じ系統の香りです。ぶっちゃけ、帰宅して手持ちのルールブルーと嗅ぎ比べてみて、「あっちゃ〜、やってもうたわ〜(笑)」的な気持ちになりました(わはは)。だって、本当に似ているんですもの。
自分的には違いはもちろんわかるけど、他人から見たら多分一緒やと思う。何て言うんですかね、鼻息荒く、満を持して買ってきたお気に入りの服をクローゼットに収納しようとしたところ、オタッキーな差異しか感じられない同系統の手持ち服がわらわらあったことに気づいたって感じですかね?そーゆーときって、「やっぱ、好きな系統って一緒なんやわなー、違う服を買うてきたつもりでも結局同じようなん買うてしもとるやん」と自分で感心することしきりなんですが(笑うしかないな)、そんなような感じでした。はい。
アプレロンデが1906年発表、ルールブルーが1912年発表で、調香師はいずれもジャック・ゲランですから、よく似た原料を使ってよく似た香りになっているのも頷けます。
ちなみに、香りの持ちはあまり良くありません。つけて30分もするとつけた場所に鼻を近づけないとわかりません。なので、わりとバシャバシャつけても大丈夫なんではと思いますね。周囲にアピールするためでなく、自分のためにつける香りだと思いますので、これくらい飛びが早くても良いのかもしれません。香り自体もバイオレットが素敵で、ほんのり香ります。桜餅というクチコミはこのバイオレットならではなのでしょうか?同じバイオレットでもアンソレンスはダメなのに、アプレロンデは大丈夫なのですから、香りって奥深いものです。
BAさん曰く、これからの春夏でも使える香りとのこと、大いに期待したいです!梅雨以降のじめじめムシムシした日本の夏でもわりと使いやすいみたいで、夏の香りをいつも悩んでいるわしにとっては福音ですね。
フレグランスコンサルテーションは今回が2回目なんですが、1回目は香水名を伏せてムエットを2つ渡され、どちらがお好きですかとどんどん取捨選択していく手法でした(その際残ったのがルールブルーとジッキーです)。今回は昔ゲランのHPにあったフレグランスゲームでしたね。写真を見せられてどのイメージが好きか答えていくというものです。
それによると、わしの嗜好は、パウダリーの紫が3つ、シトラスの黄色が1つ、フローラルのピンクが1つ、オリエンタルの赤が1つになっていましたので(設問は合計6問)、ツートップであるランスタンとルールブルーはいずれも紫+赤の構成らしく、妙に説得力がありました。ゲランの香りを色2つで表現したカラーチャートを見せていただきましたが、どのお香りも先述のイメージ色で表現できるようです。
普段、パウダリーが好きだという意識は全くないのですが(シトラスは大好きということはきちんと意識してますけど)、実は無類の?、パウダリー好きなんだということが今回のフレコンでわかりました(笑)。自分で意識している嗜好と、無意識の嗜好というか本能的な部分での嗜好はまた違うんだろうなと思います。
ゲランのお香りもかなり試してきましたので、手持ちのものも随分増えてきましたが、また機会がありましたらフレコンも参加したいと思います。いや〜楽しかったです〜。BAさん、フレグランスエキスパートの方、どうもありがとうございました〜。
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