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2009年ごろに購入したパルファムと、EDTを所有しています。
おなじくNo.5シリーズでは、No.5オープルミエールのEDPも冬の定番として使っています。
さて、本家のNo.5パルファムです。
私は、これ、日常的にはつかっていません。
というのもあまりにも「ザ・香水」な香りで、世間一般の人が思い浮かべる「香水くさい」イメージが、この香りから連想されてしまうのを恐れいてるからです。自意識過剰なんでしょうね、「マダム」な年齢になってしまった自分からこの香りがしたら、きっと周囲の人から「あ、香水臭いオバハンがいる」って思われてんだろう、と想像してしまう気の小ささ・・・。
でも、そんな自意識や世間のイメージをちょっと遠くに置いてみて。
一人で静かに、自分の手首にそっとすりつける・・・。
トップは目の覚めるような美しい「花」の香りなんですよ!
これがアルデハイドの拡散性のなせる業なのでしょうか。バラでもなくジャスミンでもない、架空のゴージャスな花束の香り。空間に立体的な色彩、オブジェのようなものが見えてくる香りなんです(おおげさでスミマセン)。
EDTにくらべてパルファムは丸みがあります。決してきつくはならないのです。時間をかけてゆっくり開く大輪の花ですね。スケールが大きくて、でしゃばらない。
ベースノートは、花ではなく、次第に肌のかおりそのもののようになっていきます。どこか石鹸のような、お母さんの鏡台のパウダーのような、あまく懐かしい人肌の匂い、もっといえば、体温の残った女性の下着のにおい(決して臭いわけではないですよ、すこし洗濯物の香りがするような下着です)。
ほんと、嗅いでも嗅いでもかぎきれない深みのある良い匂いです。
現実的、日常的につかうとなれば、やっぱり、冬。
きりっとした乾燥した空気の中で、黒いウールのコートを脱いだら、この香りっていうのが、いいでしょうね。
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