ラルチザン パフューム / プルミエ フィグエ オードトワレ 口コミ

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★キャプテンD★さん
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5購入品

2018/8/22 02:44:48

この夏、ロジェ・ガレの新作フィグリーフウォーターが人気らしい。

しかしながら、正直、フィグの香りは苦手だ。グリーンの青臭さと、ココナッツのようなモタっとした甘さに酔ってしまう。
で、このフィグリーフウォーターを実際に店頭でチェックし、真っ先に思い出したのが、ラルチザンの代表作プルミエ フィグエだ。プルミエ フィグエの方が、グリーンやウッディが強く男性的で、好みな香り。フィグの香りは苦手なくせに、このプルミエ フィグエだけは、たまに嗅ぎたくなる香りの一つ。

1994年に発売されたプルミエ フィグエは、世界で初めてイチジク(フィグ)をテーマにして作られたフレグランスであり、個人的に(フィグの香りが苦手なので積極的に香りをチェックしていない要因が大きいかと思われるが)フィグの中でもっとも好きな香り。

トップはグリーン-フルーティ。最初、かなり青臭いリーフグリーンに鼻を取られるも、あとからフィグのまろやかな甘さがほんのり香る。とてもバランスの良い香り立ちだ。

ミドルはフルーティ-グリーン。少しずつ、グリーンとフルーティが逆転していくイメージ。リーフグリーンの青臭さを残しつつ、フィグにフレッシュなアーモンドが合わさったザラッとした甘さ。このフィグとアーモンドの組み合わせはクセになる。さらに奥からは、ミルクを思わせるクリーミーなコクのある甘さも香る。

ベースはウッディ-フルーティ。青みがかったザラッとしたフィグ、ドライなサンダルウッドが加わった深み、ココナッツやピーチのようなフルーティの三層構造の香り。この三層のバランスが良く、特にサンダルウッドがフルーティにナチュラル感を与えていると感じる。最後はサンダルウッドやセダーウッド、ザラッとしたフィグ、クマリンの甘さやムスクの香りに。

ムエットで嗅ぐと、グリーンやアーモンド、ドライなウッディが調和して、苦手なココナッツやフィグのもったりした甘さがナチュラルに感じる。
さながらコンセプトにある「南仏のきらめく日の光に、イチジクの葉が香るそよ風。昼下がりの庭園、イチジクの木の下で眩しい太陽を見上げる」というシーンがムエットだと実感できる。
しかし、私の肌とは相性が悪いのか、肌で何度試してみても、グリーン、フルーティな甘さ、ウッディがバラバラに主張してしまい、特にウッディがココナッツやアーモンドのコクの下に隠れてしまい、苦手な甘い香りをさらに力強く後押しするように香ってしまう。冒頭のロジェ・ガレのフィグリーフウォーターは、それをさらに薄めたような香り。

結果、南仏のきらめく日の光に、イチジクの葉が香るそよ風のような香りを楽しみたいときは、ムエットにつけてみたり、そのまま部屋にスプレーしてみたりする使い方に落ち着いてしまったフレグランス。

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