セルジュ・ルタンス / セルジュノワール(Serge noire) 商品情報

ルタンス自身の名前を冠したこの香水。彼が納得する香りを創り出すために、10年を要したそうです。爆弾のようなスパイス。灰のようなパウダリー。むせ返る程に煙たく、喫煙者が長年着続けた背広に染み付いた煙草の匂いのような香り方のする、猛烈にスモーキーな香りです。クセの強い香りだらけのグラッドシエルシリーズの１つです。セルジ…

リヨンのセフォラで購入。あちらに滞在していると、鼻があちら仕様になるのですね。日本にいると、どこでつけるか、と考えるようなものでも、おフランスでは当たり前の香りとして存在します。これは、お焼香。それも最高級のお香。アンブルシュルタンも寺院系の香りなのですが、アンバーが香るのでインドの壮麗な寺院というイメージ。こち…

樹液・樹脂・シスタス・スパイス第一印象は日本の香り袋。スパイシーながらクラシカル。火の鳥というキャッチコピーですがそんな壮大なかんじではなく、逆にストイック。銀幕のむこうにけぶる、戦前の端正な男性がまとったらさぞ似合うでしょう。禁欲的な、おしころしたような色気があります。ロレンツォの「スペシエ」や「ピペールニグラ…

とんでもなくスパイシーなのかと想像していましたが、塗香好きなのでそこまでスパイシーだと思いませんでした。スパイススモークウッディといったところかな。アンブルスルタンは甘すぎるという方にはこちらがオススメ。これは寒い時期よりも夏の気温の高い時に使うのが気分です。ミドル以降は少し甘みも出てきますが気温が低いとこの甘み…

皆さまがとても参考になる解説をしてくださっているので言葉は要らないのではないかと思うので、というより言葉が出ないです。当たり前の表現しか。トップは体臭の染み込んだ背広（ただし背筋の伸びた男性が着る）。10分ほど過ぎた頃、その背広を着た男性が斎場について、今は亡き故人への抹香を額に押し頂く。彼には何の台詞もない。彼に…