ル ラボ / LABDANUM 18 口コミ

アットコスメ > ル ラボ > LABDANUM 18 > 口コミ一覧 > しべたんさんの口コミ

クチコミ

クチコミ5件中 3件目を表示

しべたんさん
しべたんさん500人以上のメンバーにお気に入り登録されています認証済

5購入品

2018/3/17 23:59:27

15ml購入。私は容量展開のある場合必ず最少容量を選択します。
レトロというよりははっきりとクラシック、近代オリエンタル香水調。芳醇な香りですが、様々思うところもあり、以下雑多に記載していきます。

前半は夜間飛行の香調の一部(夜間飛行のラストのなかでももっとも最後に残る樹木・樹脂の香りに近いものが、本品ではトップに来ます)、後半はシャリマーに似ていると感じます。ふたつの香水の香調を簡略化した上で併せた感じ、でも原料の品質には手を抜いていない、そんな印象を受ける香りです。
ルラボ公式のラブダナム18の解説文も、ゲラン公式の、夜間飛行のそれに共通してないでしょうか。そういったわけでジャックゲランの創作へのオマージュなのかなぁとも思え、オリジナリティには欠ける香りだと正直思いますが、2000年以降にありがちな例と違うところもありますね。
というのは、近代香水に近いものを、現代の新作としてあえて創るのは老舗であれ新進ブランドであれ珍しいことのように感じます。(原料調達や予算上も困難があろうと推測します)
それやこれやで興味を惹かれ、近代香水がここ数年でとても大好きになったこともありまずはこの香りを購入してしまいました。

真の芸術性云々はともかく、なかなかのよい香りであるのは間違いないです。
ファッション用途というよりは、心、精神の為の香りとして選びました。
スモーキーで焚火を思わすような、樹脂や樹木が強く香る前半部分の方が私は好きです。
包容力のある、大地と自然を思わす香りで、本当に落ち着くというか。
後半はバニラとムスクが主体で、その陰で樹脂香も香り続けてます。
途中で平板になることも重苦しくなりすぎる事もなく肌との相性は良かった。
(アロマテラピーとフレグランスを混同するのは好きではないのですが、やはり両者はかぶっている部分があります。
私は、アロマテラピーでの芳香浴で好きな香りは一番がフランキンセンス(樹脂香)、二番目が檜(樹木香)です。次いでハーブ香(レモングラス、パルマローザ等)。フローラルはかなり下位ですが、ネロリは例外でとても好き。
フレグランスだと普段はフェミニンなフローラル主体の香りが好きなので、やはり基本的にはアロマテラピーとフレグランスは自分にとって全く違うものですので本品は例外的な部類。)

香料の質はブランドコンセプトに違わず確かに奢っているのは間違いなさそうですが、もちろん、夜間飛行やシャリマーのPの方が、調香の完成度は上。特に夜間飛行は極めて複雑な表情の香りですし。
(夜間飛行は、初めての試香で面食らった経緯をクチコミ済ですが、その後の試香で本格的に好きになり、現在購入候補です。ミドルで香る夢幻の境地そのものの極上のイリスの香りにまさるものはいまだ他の香水では出逢った事がありません。
シャリマーはPを所持していますが、ラブダナム18よりも諸要素のエッジがくっきりしておりずっと恰好良い。)
最大容量100ml・3万円(シティエクスクルーシブを除き均一価格)のルラボのフレグランスですが、ラブダナム18を3万で買うなら、頑張って1万足して夜間飛行のPを買うほうがいいです。が、ルラボは15mlサイズがあるのが強力なアドバンテージです。香水業界全体どんどん大容量高価格化を進めていっている現状の中で貴重ですし、この9000円は割高とは私はまったく思わない。これであれば、「まったく別物」として楽しむことができます。

ルラボは過去、2011年〜2013年、大阪三越伊勢丹にあり、その時は興味の対象外で、試してみたいと思った時にはひとあし違いで撤退していました。
今般、梅田阪急に復活…と思ったら、プレスリリース的なものでは「西日本初出店」となっていたので、なんで?と思ったら、ルラボは2014年にエスティローダーグループになってたんですね。他ブランドの例もありますが、会社が変わるとそれ以前の事は「なかったこと」にされるようで(苦笑)。
それにしても頭角を現した新進ブランドというのは競うように大手が傘下に入れていくという感じですね。

ルラボは他のいくつかの香りも試香してみましたが、おおむね好印象。15mlサイズがあるかぎりは、他の種類も購入していくと思います。
ルラボは開封後品質保持期間を1年と定めていて、秋冬むきのラブダナム18を3月に買ったのはちょっとまずかったかなぁ。とも思いますが、ともあれ気に入っています。

各フレグランスの名称が識別記号的なのは、ルラボに関しては一種のファッションあるいは主張の一環であろうと思われよいと思います。
ただし、それすら、遠く近代にシャネルが定石破りをし確立させた手法ではありますが。(No5。)

  • LABDANUM18(LE LABO) by しべたんさん
使用した商品
  • 現品
  • 購入品

しべたんさんのクチコミをもっとみる

ル ラボについて

メーカー関係者の皆様へ

より多くの方に商品やブランドの魅力を伝えるために、情報掲載を希望されるメーカー様はぜひこちらをご覧ください。詳細はこちら

注目トピックス

2024年春の新作コスメ特集

メイク講師に聞くベースメイクの基本

みんなの推しコスメは?クチコミまとめ

LABDANUM 18ページの先頭へ