セルジュ・ルタンス / ムスククビライカーン(Musc Koublai Khan) 口コミ

香りを一言で言うと、ウルトラアニマルムスク。

歴史上最大級の国土(1位は19世紀イギリス)を誇ったフビライカーンからムスクを抽出したら…という名前にピッタリの香りです。
クセの強い香りだらけのグラッドシエルシリーズの中でも、かなり独特なスタンスの香水になります。

こちらのレビューだけでなく、世界の香水レビューサイトにも、陰部の汗、ラクダのフン、洗われていないタクシー運転手…等々、とんでもない酷評が飛び交う香水です。
でも多分これ、肌の上に乗せてない人たちの意見なんじゃないかなぁ。

ムエットから嗅ぐと、基本最初から最後まで、スパイシーな石鹸様のムスクの香り。
その中に、トップからラストまで、鼻につく獣臭さと言うか、生臭さがあります。

この体臭っぽい石鹸香が、肌に載せると芳醇で甘くて暖かいムスクローズの香りに変身。
ムエットで感じた印象から結構変わるので、ちょっと驚きます。

基本ラストまで香りはほとんど変化しません。
体温が高い人であれば、かなり拡散する香りです。

難点をひとつあげると、たっぷりとつけすぎると、ラストノートで少し塩っぱい体臭のような香りが出てきてしまいます。
なるべくスプレーで、うっすらと肌に乗っけてあげるようにつけると、程よく甘くて暖かい香りのままフィニッシュさせることができますので、付け方だけはお気をつけて。

ちなみに、FRAGRANTICAのレビューでたった一言で、面白い、でも納得感のあるレビューがあります。
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A bottle of sexual harassment
セクハラのボトル
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おそらくこの香水、男性がつけたほうがサマになる香りな気がします。
超セクシーな男の体臭を作るための、男性用スキンフレグランスといったところでしょうか。
筋肉質な男性が、夏につけてたら、すごくセクシーだろうなぁ。

ルタンスの香水にありがちですが、全員にはお勧めできない、でもルタンスらしいクセの強さ、ということで、星は5つとさせていただきます。

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