ザ・ディファレント・カンパニー / ベルガモットオードトワレ 口コミ

製品名　:『Bergamote』
種類　　:EDT
ブランド:The Different Company
調香師　: Jean-Claude Ellena

トップ:ベルガモット、ジンジャー
ミドル:オレンジの花、グリーンリーフ
ラスト:ルバーブ、ムスク

爽やかで清潔感に溢れる柑橘系の香り、
がなり立てるようなベルガモットのオープニングではなく、肌に馴染むような深く儚い香りから幕を開ける。

この香りの紹介文には、
「軽やかで流行に左右されない究極のエレガンスを体現するベルガモットの香り。きわめてベーシックな香料ベルガモットを驚くほどユニークで現代的に、時を超えて愛される香りに仕上げた“神聖”ともいえるフレグランス。スパイシーなジンジャー、フローラルなオレンジフラワー、フレッシュなグリーンリーフと共に、高品質なベルガモットエッセンスが70%以上も使用されている。」
とあります。（Forte -online store- 商品紹介ページ2024.1.8）より

Guerlainにおいて、3代目のJacques Guerlainが1925年に生み出した歴史的名香『SHALIMAR』
、この名香にも30%のベルガモットが使われています。

しかし、
この『Bergamote』にはそれを上回る70%ものベルガモットエッセンスが使用されています。

香りの始まりも当たり前ですが全く異なっており、『SHALIMAR』がアラビア世界の真っ白な神殿をシャラシャラと貴金属の音を響かせながら歩いて行く重厚感を着飾ったベテランの踊り子のようなベルガモットとするなら、

この『Bergamote』は、日本の枯山水の庭園を眺められる障子窓が添えられた和室で、外から囁くように聴こえてくる春の風のそよめきのようなベルガモットです。

どなたかも記載されているように本当にさりげないという言葉がしっくりきます。私の肌では、ジンジャーをほとんど感じることはありませんでした。

しばらく深みのあるベルガモットの香りが語りかけてきた後に、ミドルからはオレンジブロッサムの香りを少し掠めながら滑らかなティーの香りへと変化していきました。

私の肌の上をさりげなく、
ゆらゆらとたゆたう柑橘系の香りのベール。

神聖な澄んだベルガモット

とっても爽やか。

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