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クチコミ
クリードは1760年に設立され、設立以来250年間、代々創業家から調香師を出しているフレグランスブランド。
特長は徹底した原料へのこだわりと、ハンドメイドによる製造方法。
また、他のフレグランスブランドよりもメンズが充実している。
ケミカル原料よりも天然原料を多く使うためか、良く言えばナチュラルテイストな柔らく繊細な香りが多い、しかし、悪く言えばキャラクターや強度が物足りない香りが多いと感じている。
ベチバーは2004年発表。6代目調香師オリビエ・クリードと、7代目アーウィン・クリードの共作。
その香りは、ユニセックス用に作られているため、ベチバー感全開の香りではなく、フレッシュさ、甘さ、柔らかさの奥行きのあるベチバーの表現となっており、性別や季節などあまり気にしない、汎用性の高い香りに仕上げっている。
トップはシトラス-グリーン。苦味の強いマンダリン、ベルガモット、リーフィーグリーンの香り。シャープなグリーンシトラスで、メンズ色が強い。少し落ち着いてくると、ベルガモットとグリーンの組み合わせに、アクセントとしてジンシャーを加わることで、リーフィーグリーンの特有の青臭さがなく、ナチュラルなティーノートを思わせるような香りになる。
ミドルはスパイシー-ウッディ。グリーンやシトラスの残香に、少しアーシーなベチバーが主張してくる。さらにアイリスのパウダリー感と、ジンジャーが香り、フレッシュでありながらも、少し甘さのあるとても魅力的なベチバーの表現に。
ベースはウッディ-ムスキー。ジンジャーやグリーンの効いた少しメタリックなベチバーと、サンダルウッドやアイリスの重厚なウッディの香り。それ以上にアンバーグリスやムスクの柔らかさが強く、やさしいベチバーの表現。最後のややパウダリーなベチバーの残香と、アンブロクサン、ムスクのどれも主張しない中庸的な香りが、やさしいなかに、どこかゾクゾクするような刺激を感じてしまう。
個人的にユニセックスの香りが好きだ。嗜好性も高く、何より使いやすい。
クリードのベチバーはユニセックスだけあって、ウッディ感の強いゴリゴリのベチバーや、アロマティックなベチバーや、クラシカルなベチバーとは異なる。ベチバーとジンジャーを軸に、グリーンやシトラスで爽やかさを、ムスクやアンバーグリスやアイリスで柔らかさを付与した、ケミカル感のない、ナチュラルで優しい香り。男女問わず、春夏につけたくなる、気持ちの良い香りだと思う。
ただ、ベチバーの良さを活かしているというよりも、別の香りに作り込まれていないため、店員さんもベチバーらしくないです、と言いたくなる香り。
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