ジャンパトー / ジョイ 口コミ

フレグランスに興味を持ち出したのが２０代後半で、
joyのことを知ったのは３０歳になってからでした。

ひと吹きすると花々の濃密な香りがゆったりと優雅に広がります。
日々新しく発売される香水はたくさんあるけれど、
こんなに華やかでドラマチックな香りは
なかなか生まれてこないですし、数少ないように思えます。
大切に残されるってすごいことなんですね。

私はローズの香りが大好きでジャスミンだけだと少し苦手ですが、
joyではこの２大トップが素晴らしく豪華。
癒されるのではなく、只々うっとりします。
そして生花とはまた違う「生」を感じます。
生々しいというと良い印象ではないとは思いますが、
フェルメールの絵を間近で見た時と同じような感覚...
現代にいながらその当時の空気が肌で敏感に感じられるような、
どこか生きているような、不思議な奥深さがあると思いました。

日常的にすきな時につけて、
そのかわりつける濃度を加減しています。
現在パルファンとオードパルファン、３本目をリピート中なのですが、
一昨年あたりからシャネルの調香の素晴らしさに触れてしまい
こちらはあまり出番がなくなりました。
香りの好みが変わってきたんですね。
それでも時々思い出したようにシュッとしています（笑）

写真は左がパルファンの小さなボトル、
右が今現在持っているオードパルファンです。
じつはパルファンのボトルは２５年ほど前のもの。中は入っていません。
わたしの大切な人のお母様がつけていらしたそうです。
joyを知ってからネットなどで見て、この黒いボトルが見てみたいな..と
思っていた時、思いがけず手元にきてくれました。
お会いしたことがないお母様ですが、少し繋がったような気がして
いつもボトルを見るたびに胸がきゅんとなります。

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