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Jo Malone London(ジョー マローン ロンドン)
ブラックベリー & ベイ コロン
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:30ml・11,000円 / 100ml・21,560円発売日:2012/9/1
爽やかで甘すぎない、ユニセックスで使いやすい香りです。
飽きもこず、とても気に入っています。
年中使えますが、個人的には春夏秋向け。
組み合わせも楽しみやすいです。
香りに深みが欲しい時は、同じジョーマローンのイングリッシュオークやグリーンアーモンドと重ねています。
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- 現品
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レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル ベル レスピロ オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
容量・税込価格:75ml・27,500円 / 75ml・33,000円 / 200ml・50,600円 / 200ml・57,200円発売日:2016/10/14
200mlボトルを購入。調香師はジャック・ポルジュ氏。
香調はグリーンフローラル。
先に結論を申し上げますと、
今は亡きシャネルの為に「休息の為の香り」としてトリビュートされた特別な香り
という認識で間違いないのではないかなと思います。
「深呼吸」という意味合いのベルレスピロ。
事故死した恋人、ボーイ・カペル氏への傷心を癒やす為に建てられた
別荘の名前とのこと。
_______________
【以前のクチコミ 2020/5/15記】
爽やかな5月の気候にぴったりな商品。
新緑、モスグリーンの葉、白い花々が見事に表現されている。
全体的にシャープで甘みは淡く、上質な穏やかさ、清々しさを感じる。
澄んだ青空、雲。雫が光る湿った草。新緑の香り。白い花々。
例えば犬を繋いで散歩に出かける本革のリード。それとも革のバッグの香り。
爽やかな風。ゆっくりと時間が流れているような感覚。のどかな田園風景を想像する。
とても幸せな時間。
牧歌的な田舎の庭園に囲まれた別荘で
そよ風に吹かれながら昼寝をすることを「贅沢」と感じられる人にこそ
価値を感じられるものだと思う。それが逆に都会的でマスキュリンな印象を受ける。
クラシカルなシプレ系の上品な香りがお好きな方や、
N゜19やクリスタルの上位互換品を探している方には向いていると思う。
ネガティヴな書き方をするのであれば、
「そよかぜを纏ってどうするの?」と言われればそれもそうですね、としか言ようがない。
この香りがあまり評価されない理由は、他人にアピールする気配が全くないからかもしれない。
意味があるか分からないものに価値を感じる事こそ、豊かで贅沢なことだと私自身は思うが
客観的に見てそうではない人のほうが圧倒的に多いだろう。
一応女性向けの商品ですが、
これが似合う女性は年齢問わず自尊心と自立精神が強い人かも。
男性が付けてもそこまで違和感はないと思います。
そしてベルレスピロに並べるなら”BOY”も良いなと思う。
個人的には香りを理解する為にもう少し時間が欲しい。
香水は季節によって感じ方が全く違うので最低1年は付き合わないと分からない。
更に言うならフランスで作られた香りはフランスで嗅がなければ理解できないのだろう。
_____
Basenotesによるコンポジットは以下の通り
Top Notes
Citrus, Grass, Crushed leaves, Galbanum, Rosemary, Thyme
柑橘、草、砕いた葉、ガルバナム、ローズマリー、タイム
Heart Notes
Daffodil, Honeysuckle, Rose, Hyacinth
水仙、スイカズラ、ローズ、ヒヤシンス
Base notes
Leather, Vetiver
革、ベチバー
概ね納得
本物のハゴロモジャスミンを感じる時や微かに梔を感じる時もある
_____
2016年に殆どの商品がEDT→EDPに再構成されたレゼクスクルジフシリーズですが、
嗅げば嗅ぐほど若年層顧客をぶった切って熟年層顧客向けに再構成されたように感じます。
EDTはもっと香りに取っつきやすく、大衆受けを目指している分かりやすいものが多かった。
EDPは全体的に香りのトーンが押さえられ、シックな仕上がりになっているものが多い。
これこそが同じ香りでも再構成によって好みが分かれた原因なのではないかと思います。
_____________________
【追記2021/05/13】
購入から1年以上この香りと付き合って感じたこと。
・梅雨の夜 →「こんなにこの季節に似合わない香りってある?」と。
初夏に感じられた長閑さが微塵もなく、何故か無個性でつまらない印象を受けた。
・夏 →想像していたよりも全然不快ではなかった。
これはこれで悪くないけれど、元々夏はシトラス系ばかり使うため出番がなかった。
・秋冬 →まるで寒い中、半袖を着ているような違和感。出番がなかった。
結論としては、ベルレスピロを心地よく楽しむには
春から初夏の晴れた休日の、午前中から午後にかけてがベスト。
【※2024/03/27付けで価格改定されたため更新】
※1mlあたりの単価は75mlボトルは440円/200mlボトルは286円(税込み)
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
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レ ゼクスクルジフ ドゥ シャネル シコモア オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
容量・税込価格:75ml・27,500円 / 75ml・33,000円 / 200ml・50,600円 / 200ml・57,200円発売日:2016/10/14
200mlボトル購入。フランス製。
香調はスモーキーウッディシプレ。
EDT版(2016年に終売)の調香師は
ジャックポルジュ氏とクリストファーシェルドレイク氏。
そして2022年発売のP版はオリヴィエポルジュ氏なのですが
FragranticaにはEDP版の調香師の名前が書いておらず不思議に思っていました。
先日、CHANELの仏公式サイトの説明文を読んでいたところ、
「シコモアは1930年にガブリエルシャネルが作成した」と書かれていて吃驚。
※日本版はPに書いてあります。
実際に「sycomore 1930 chanel」で画像検索すると
当時の商品画像が出て来るので製品化もされていたようです。
しかも今のゼクスの外箱のオリジナルが1930年のシコモアの外箱という。
そのため現在、オリジナルオマージュの木目外箱シコモアが他国では限定発売されています。
というわけでEDT版(2016終売品)は1930年のオリジナルを元に
調香師によるブラッシュアップを経て誕生したようです。
シコモアの復活&再解釈は相当プレッシャーがあっただろうし
1人では荷が重かったので共作にしたのかな、と憶測…。
______
香水らしい香水ではなく、エッセンスのみで作られた明確な何か…つまり、
花のハイライトすら入れない唯一無二の力強い木質の香りを作りたかったようで、
それは当時流行っていた煌びやかでフリル満載のファッションに対するアンチテーゼとして
彼女の精神とリンクしています。
sycomoreはsycamoreとも綴るようで、
主にエジプトイチジク、セイヨウカジカエデ、アメリカスズカケノキなどの
力強く大地に根を張り、天まで伸びそうな大木の呼称となっているよう。
_______
一通りの説明が長くなりましたが、先に結論を書くと
CHANELで「神木系フレグランス」や「寝香水」が欲しいならシコモアで間違いない。
ベチバーの香り=男性向けと思われがちですが、フェミニンな要素もしっかりある。
オープニングはジュニパーベリーや微かにベチバーが香り、
最初からあまりの美しさに驚いた。
程なく雰囲気がガラっと変わり、
サンダルウッドやコーンインテンスの香りを感じたり
自然な甘みのある、スモーキーで深いヴァニラチンキが美しく香る。
この段階が一番印象に残る香りで、
謂わば「異常にお洒落な禅の世界」という感じ。
色で例えるならセピア、ダークチョコレート、ベージュかなあと。
そして夕暮れの後のように香りに陰りと静けさが訪れ、ベチバーが静かに香る。
ラストの持続や余韻も長く、自分の肌では約12時間仄かに静かに続いた。
全体像としては、ベチバーは居るには居るが、酷く悪目立ちすることはなかった。
他の香料との融合性が素晴らしく、
これを「男性用の香り」とカテゴライズするには到底無理がある。
時を超えて愛される商品だと思います。
シコモアは日本国内でもP版の販売があるので、
検討中の方は店頭でEDPとPを両方試して考えた方が良さそう。
P版もかなり評判が良いのでアリ寄りのアリ(何だそれ)ではないかな?と。
公式説明を見た感じでは、シコモアは秋冬向けの香りのようなのですが、
8月の真夏日に店舗で試した時も綺麗に香り、驚いて購入候補に入れた経緯があるので、
通年使用できるのではないかな。これから1年経過観察。
評価は流石に★7を付けざるを得ない。
本人が原作という唯一無二の付加価値。
その付加価値に負けない調香技術と素晴らしい素材。
ゼクスシリーズの中でも特に選りすぐりの特別な1本だと思います。
実は、シャネルの全フレグランスの頂点にいるのはシコモアなのかもしれない。
何故って、このストーリーには一生誰も敵わないから。
【※2024/03/27付けで価格改定されたため更新】
※1mlあたりの単価は75mlボトルは440円/200mlボトルは286円(税込み)
※画像3枚目はクチコミ商品に関する歴史資料としてネット上の画象を添付しています。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
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レ ゼクスクルジフ オードゥ コローニュ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)
容量・税込価格:200ml・48,400円発売日:2009/6/1
200mlボトル購入。(海外は75mlボトル/400mlボトルもある模様)
調香師はジャック・ポルジュ氏。
2009年の発売当時は全種EDT/200ml展開で各30,000円+税でしたが、
2016年にEDTはこれだけ残して他はEDPに処方変更&価格変更されました。
この香りの簡単な説明としては、
伝統的なケルン水をCHANEL流に構成したもの、という感じでしょうか。
公式曰く、キーとなる香料はベルガモット、マンダリン、ネロリのようです。
シャネルの香水の中では一番淡く、自然な香りだと思います。
おそらくこの世界で一番淡く低空飛行するケルン水なのではないかなと。
CHANELのオードゥコローニュEDTはあらゆる意味で無垢で純白。
上品で繊細で儚く、密やかで淡いシトラスフローラルムスク。
そこにはハーブもラベンダーもなくて、
あるのは上質な甘く穏やかで柔らかいシトラスフローラル。
そぎ落とせるものは全てそぎ落とし、香りの本質に迫っています。
トップバッターの元気なレモン以外はとても温和で淡いシトラスミックス。
代わる代わる出てきますが、始終にこやかに微笑んでいるような社交的なシトラスで
一緒にいても疲れない。微かに花椒のようなスパイスも感じて爽やか。
この段階で既にベース香料、特にトンカビーンズが作用しており、綺麗に纏まっている。
全てがシースルーで、透けるシトラスの奥に他のメンバーが待機しているようで、
その辺の匙加減が異常で凄い。
シトラスミックスがある程度抜けるとすぐネロリ。
実はラストまで残留しているシトラス群が少数いるので最後までシトラスが残っています。
持続は3時間程度ですが、就寝用で付けた場合は朝まで淡く香っているので6時間以上。
あまりにも淡くシンプルなので、つまらないと感じる方も多いと思いますし、
この淡さでこの価格だと現品を買うのは物好きと信者だけと言われればそれもそうだなと。
ただ、ネロリ精油がべらぼうに高いので、
ある程度本物も使っているならこんなものだと思います。
生活の木を例にすると、現在ネロリ精油は100mlで23万1,000円なので、
万が一、一般消費者が本物のネロリ精油だけで賦香率10%のEDTを200ml作った場合、
単純計算でオイル代46,200円+無水エタノール代+香水瓶代で、最低予算5万はないと厳しいです。
ケルン水擬きというものは市場に沢山存在するわけですが、
CHANELのこの商品については「フレグランスでシンプルなジュエリーを作る」的な思惑を感じる。
派手さはないけれど本質的なものを探している方には刺さるのではないかなと思います。
おすすめの使用環境はシャワーを浴びた後、お風呂上り、就寝&起床用。
個人的には夏用とは思わなかった。通年使用になると思う。
言わば蜜柑や蜜柑の花的な、全体的に日本人には馴染みのある優しい香調なので、
逆に冬の方が面白い香りになりそうな予感。
ただ、公平な意見を述べるのであれば、
似た商品に同じ金額を出すならゲランのオーシリーズを3本買った方がお得だし
もっと低価格で気軽に楽しみたいなら4711オリジナルが最適解であることは間違いない。
世の中には安かろう悪かろうな物が多いが、そうではないものもちゃんとあるとお伝えしたい。
Fragranticaによるコンポジットは以下の通り。
Top notes
レモン、ベルガモット、シトラスミックス、グリーンノート
middle notes
ネロリ、プチグレン、スパイシーノート
base notes
ムスク、トンカービーンズ(クマル)
【※2024/03/27付けで価格改定されたため更新】
※1mlあたりの単価は242円(税込み)国内展開は200mlボトルのみ。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
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ル リオン ドゥ シャネル オードゥ パルファム
容量・税込価格:75ml・33,000円 / 200ml・57,200円発売日:2021/1/8
200mlボトル購入。調香師はオリヴィエ・ポルジュ氏。
この「ル リオン ドゥ シャネル」は元々中東圏で2020年5月頃から先行発売しており、
現地の方のレビューでは「こちらではよくあるありきたりな香り」的な酷評がされていました。
中東向けっぽいけど中東の方からすればもう嗅ぎ飽きた香りなのでしょう。
それっぽいけど全世界向け、という製品であることは否めないかも。
シャネル女史の墓石には、彼女を守護するようにライオンが5匹飾られている通り、
CHANELのアイコンとしての「ライオン」はとても重要なものです。
調香師のオリヴィエ・ポルジュ氏曰く、
動物のライオンではなく、「シャネルのライオン」をテーマにした香りということ。
多難な彼女の人生のお守りであった、ライオンというアイコンに焦点を当てています。
それをテーマにした香水となると、とても強いものになるということは想像のとおり。
__________
結論としては、一言で言うなら「メンズ版・コロマンデル」かなと。
女性用とされているジャックポルジュ氏によるコロマンデルを
息子のオリヴィエポルジュ氏がメンズ用に再構築したもの、という印象を受けた。
昨今のゼクスはこのパターンが多く、
父親の作品のオマージュ品を発表してネタ切れを回避しているように感じる。
それが安全牌ではあるのでしょうし、CHANELの戦略なのかなと。
実際この2本はセットでPRされていた。
私の肌では、
序盤からブラックペッパー様のニュアンスと共にサンダルウッドが全開で香る。
ラブダナムやパチュリ、ヴァニラなどがしっかり支え合っているものの、
もうほぼ「謎の香木エッセンスを肌に乗せている」という印象。
よくここまで……やってんなぁ…(何を?)という感想。厳つい。
序盤はエンジン全開で雄々しくカッコイイのですが、終盤に向かって甘く女性的に変化する。
時々ほんの微かに爽やかな樹脂香を感じたり、楽しい。
ムエットではもっとスモーキームスキーな香り方をしますが、
どちらも大枠ではスパイシーウッディ属性であることには変わりがなかった。
肌よりもムエットの方が圧倒的に長く、かなり辛口な香り方をします。
そして数日経過したムエットはスモーキーで美味しい本物のヴァニラチンキの香りで幸せ。
個人的には圧倒的な香料品質で暫定★6
推奨季節は秋冬の夜。TOPがドカンと香るので注意。
肌での香り方は人によって完全に別物になるはずなので、
いずれにせよムエットだけで購入を決めるのは止めた方がいいです。
______________
シャネルの香水は、香りに物語があるのが付加価値として素晴らしいと思います。
CHANELの強みは、彼女が自身の名前を売り飛ばすことなく
死ぬまで組織に属していたことで晩節を汚さず伝説になれたことであり、
そのお陰で唯一無二の「シャネルのストーリー」という付加価値を永遠に生み出せること。
この世の多くの有名ブランドは既に、
創設者や子孫がその名前を大手企業に売り飛ばしており
ブランド自体が創設者不在でゾンビ化してしまっている状況であります。
そしてCHANELもまた、似たような状態というか。
更に今年から、CEOが元ユニリーバ(英)人事のインド系の女性に代わったそうで、
縁もゆかりもない人物の登場に冷ややかな気持ちになりつつあります。
コスメ類もやたら強気の値段で売るようになったなと思っていたらそういうことかと。
他人や、他人が作った物に過度の期待や執着をしないことが大事かなあと。
依存心や執着心を捨てること、即ち悟りが人生で一番強い。
それが私なりのライオン(お守り)ということで。
Fragranticaによるコンポジットは以下の通り。
トップ:ベルガモット、レモン
ハート:ラブダナム、アンバー
ベース:バニラ、パチョリ、サンダルウッド、ムスク
追、アンバーノートについては元々香料の複合体であるため
香水界隈で言うアンバーは「甘く温かいスモーキーなイメージ香料」と捉えるのが妥当であり、
最終的なベースはヴァニラ+ベンゾインの残骸のように感じた。
【※2024/03/27付けで価格改定されたため更新】
※1mlあたりの単価は75mlボトルは440円/200mlボトルは286円(税込み)
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
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レ ゼクスクルジフ ボーイ シャネル オードゥ パルファム(ヴァポリザター)
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:75ml・33,000円 / 200ml・57,200円発売日:2016/10/14
75mlボトルを購入。調香師はオリヴィエ・ポルジュ氏。
現在、シャネル・ゼクスシリーズのラヴェンダー系フレグランスは2つ。
1つ目は、父であるジャック・ポルジュ氏の「JERSEY」
(※勘違いしている方が多いようですがJERSEYはEDP/EDT/Pの3種全てジャックポルジュ作です)
2本目は、息子であるオリヴィエ・ポルジュ氏のこの「BOY (EDP)」
親子でCHANELのラヴェンダーを引き継ぐ形となっています。
もちろん単純なラヴェンダーの香りとはかけ離れており、
調香の複雑さやレベルの高さが伺えます。
この「BOY」はCHANELの歴史を語るうえで絶対に外せない、
恋人兼事業支援者であったアーサー”ボーイ”カペル氏とシャネル女史のための香りであり、
この作品のラベルだけが「BOY」と「CHANEL」の間隔が狭くデザインされています。
1919年に”ボーイ”を事故で失った経緯から、
「二人が少しでも傍にいられるように」というストーリーがこのラベルに込められているそう。
______
先に結論を書くと、
この「BOY」は、男性用のフレグランスの王道である「フゼアノート」を
男女がシェアできるように再構成したフレグランス、と書くのが一番わかりやすいと思います。
コンポジットを見ると、レディース用とメンズ用の素材を巧妙に組み合わせていることが良くわかります。
ラヴェンダーやゼラニウム、モスやクマリン等がメインとして構成されるフゼアノート。
私自身は大好きな構成ですが、基本的に男性向けの香りとされているため
「ジェンダーフリーで曖昧なフゼア」という定義が存在することがとても興味深い。
ただ、フゼア自体があまり女性に好まれない香調のため好き嫌いは分かれそう。
香り自体は他の方も仰る通り、序盤は特に古典的なGURLAINの香り
(この商品については具体的にはJICKY)をCHANEL流に洗練させた雰囲気を持っています。
スタートダッシュ自体はCHANEL"らしい"のですが、香りがどんどん変わっていきます。
序盤からラストまで高品質で上品に纏まっており、香料展開が非常に綺麗です。
余韻も複雑。この展開の美しさがGUERLAINぽく感じるのかも。
自分の肌では日によってあまりにも香り方が違い、かなり気分屋な香り方をします。
いつも同じ香りが出て来るわけではないため、良くも悪くも曖昧で掴みどころがない。
毎日違う香りが出て来るものの感想を一体どうやって纏めればいいのだろうかと。
それが男女関係のややこしさを表現しているようにも感じて逆に面白い。
”オリヴィエ・ポルジュ氏の作る香水はシャネルではないが、素材は紛れもなくシャネルである”
というのが、彼の作るフレグランスに対する私の率直な感想ではあります。
とりあえず季節ごとの変化を確認したいので、
暫定★6で、半年から一年くらい使ってから再評価しようかなあと。
【2022/05/07記】
私の肌では秋冬よりも春(多分夏も)のほうが綺麗に香ると感じた。
冬場に感じたクリーミーなベース類が春夏は籠った感じになりそうで不安だったのですが
5月の連休に入って試してみると、思った以上に軽やかで穏やかに美しく香る。
フゼアはやはり春夏が綺麗に香るのかなと感じた。
【2022/08/07記】
結論としては、私の肌ではBOYは夏が一番綺麗に香った。今の季節が一番良いと思う。
何よりシャネルのフゼアの透明感が異常に際立っているし、
冬場に少しくどいと感じていたヘリオトロープもなぜか今はとても綺麗に香る。
夏の季節によく似合う、素敵な「夏の香り」の1本。
約1年使った結論として、
星(評価)については夏は★7/春は★6.5/秋冬は★6が妥当と感じた。
四季アベレージで6.375なので星の数はひとまず6とした。
_______________
Fragranticaによるコンポジットは、
TOP ラヴェンダー、グレープフルーツ、レモン
MIDDLE ゼラニウム、オレンジブロッサム、ローズ
BASE ホワイトムスク、ヘリオトロープ、サンダルウッド、ヴァニラ、クマリン、モス
【※2024/03/27付けで価格改定されたため更新】
※1mlあたりの単価は75mlボトルは440円/200mlボトルは286円(税込み)
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
-
ポートレイト オブ ア レディー
容量・税込価格:10ml・9,240円 / 30ml・25,300円 / 50ml・32,450円 / 100ml・46,200円発売日:- (2018年11月追加発売)
ディスカバリーセットに入っていました
そもそも私はバラの香水は苦手(生花なら好き)、パチョリがきついのも苦手
なのでこちらも好きではないかもな、と思いながらトライ
案の定、最初にがっつりバラ香水!&それを思いっきりパチョリが引き締め!
という感じで、やっぱり好きじゃないかなぁと思ったのですが
だんだんバラとパチョリが融合して古風なバラ石鹸みたいな香りになったと思ったら
その後、なんともいえない良い香りが
これはバラではなく白梅の香だ!と直感的に感じたが最後、もう梅の花の香りにしか思えなくなりました
ほのかに甘い中にどこかキンとしたわずかな辛さ、これは絶対梅の花の香り
それが結構長く続き、ここは本当に良い香り
前半は星2つ、後半は星6つといった所なので評価は無しで
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- サンプル・テスター
- 購入品
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アン パッサン
容量・税込価格:10ml・6,600円 / 30ml・18,150円 / 50ml・23,100円 / 100ml・33,000円発売日:- (2018年11月追加発売)
ディスカバリーセットに入っていました
ふわっと優しく淡いスミレの香り&瓜
に感じました
ミドルまでしっかり瓜感ありましたので、苦手な方は気になるかもしれません
でも他人にわかる程の瓜ではなく、瑞々しく清潔感ある香りだと思います
綺麗好きできちんとしているけど全然堅物ではない、そんな人から漂ってきそうな香り
淡い香りなので持ちが悪いかと思いましたが、消えたと思ってもふとした時にかすかに漂います
太く短くではなく、細く長く香るタイプ
- 使用した商品
- サンプル・テスター
- 購入品
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Maison Margiela Fragrances(メゾン マルジェラ フレグランス)
レプリカ オードトワレ バイ ザ ファイヤープレイス
[香水・フレグランス(レディース・ウィメンズ)・香水・フレグランス(メンズ)]
容量・税込価格:10ml・4,840円 / 30ml・9,900円 / 100ml・19,800円発売日:2015年 (2020/11/18追加発売)
彼にプレゼントしました!甘い香りが好きなのでとっても喜んでいました。
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- 購入品
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メイクミーハッピー オードトワレ ブルー
税込価格:770円発売日:2020/5/1
とても爽やかでこれからの季節に使いたいと思い購入しました。
ロールオンで塗りやすく、香りも強すぎないのでちょうどいいです。
小さいので持ち運びも嵩張らなくて良いです。
- 使用した商品
- 現品
- 購入品
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